「健のう丸」卒業
■2023年(両親81歳)
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二女と訪問
母の健のう丸(母必需品の便秘薬)について、その後、居室の棚の上にビンを隠しておいたところ、特に探す様子もなく、以前のように強い執着を見せることがなくなっているとのこと。
今後は必要に応じて往診医に便秘薬を出してもらう方向に。
ということで、ついに健のう丸卒業!!
母と言えば健のう丸だった。
いつも寝る前に緑色の蓋のビンから黒い粒を手に取り出し、真剣に何度も数えてから飲んでいた。
昔から便秘症だったらしく、若い頃から手放せなかったとか。
よく、「今日、健のう丸飲んだっけ?」と酔っぱらった夜にハッとして私にも確認してきていた。
ついに健のう丸への執着がなくなる日が来るとは…。
また一ステージ、認知症状が進んでしまったような気がして胸が痛む。
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三女と訪問
父、1Fからスタッフさんに連れられてくる。
かなり顔がこわばって現れる。
「もうこういうことは嫌だ」とぼやき、疲れ切った表情。
居室で三女と対面し、だんだんといつもの父に戻る。
1Fで何か父なりに不快に思うことがあったのだろう。
母、後半は臥せる。