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母の物語

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単身で訪問 10:30頃 続き(1)

尚子「何してたの? 何してたのかな?」

母 「テレビ…見てたよ。」

尚子「本当? そうかそうか! そうですか。どこも痛くない? 大丈夫?」

母 「…シャツ、食べていいわよ。」

尚子「本当? ありがとう! じゃあいただきまーす! お母さん、おしっこ平気?」

(尚子、母のオムツを確認)

母 「うん。なんか、何があるかわかんない。あんまりひどいことやると〇×▲※◇●

…またおんなじことやると限らないからね。」

尚子「そうだね。」

母 「困りましたね。フフフ。エへへへ。これ、たかちゃんに何か出かけてかけてあげて。」

尚子「うん、お父さんにね。」

母 「もっとうんと軽いものあげて。」

尚子「分かった。」

母 「はい、これ。」(と手を伸ばす)

尚子(差し出された母の手を握りながら)「うん、じゃあもらうね。ありがとう。」

母 「はい、どうぞ。」

尚子「はい、どうも。ありがとう。」

母、目を瞑る。

尚子「お母さん、眠くなった?」

母 「うん、後にしとこ。」

尚子「うん、分かった。尚子だよ。」

母 「アハハハハ。」

少しうつらうつら。

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