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同じやりとり

■2024年(両親81歳)

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父 入院13日目 続き(1)

3:30 A病院到着

またも猛ダッシュで病室に駆け付けると、酸素マスクをつけた父がベッドで目をつむっていた。

父は口を大きく開け、舌を出して呼吸をしている。

先ほどより更に父の顔が細く、白くなった気がする。

時折、目を開いて顔にグッと力が入り、しわしわになるほどのしかめっ面になる。

とても辛そうに見える。

心拍数は50台に回復していた。

酸素飽和度 88%

姉と二人、父を見守る。

4:38 
点滴100ml 流量4ml 積量16ml

5:15
モニターのアラーム音が鳴り、ドキッとする。

父の心拍数の値がまたも20台に落ちたため、鳴ったようだ。

今度こそついに来たかと身を固くしていると、しばらくしてまた数値が50台に戻る。

こうしてアラーム音が鳴ったタイミングでこちらに急いで来てほしいと電話をくれていたのだろうことが分かる。

途中、わたしも姉も睡魔に襲われ、父の胸に顔をうずめ、しばし微睡む。

その後、父の左手の爪がずいぶんと伸び切っていたので切る。

しばらくして看護師さんがやって来て、また一旦帰ってほしいと言われる。

見事に同じやりとりの繰り返し。

こちらももうさすがに慣れ、素直に従う。

退室前に、父と一緒に3人で写真を撮ってもらう。

6:30 引き揚げる。
出発時は真っ暗闇だったが、帰る頃にはうっすら外も明らんでいた。


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