パニック状態
■2022年(両親80歳)
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母 経過続き(2)
救急車を待っている間、居室で母と二人きりに。(やはり父はこの頃には1Fに連れられて行っていた様子。)
母はおやつを食べ水分補給してからは、いくらかは楽そうな表情に。
でも依然寝込んでしまっていて反応薄。
手や体を触りながら、「お母さん、お母さん」と声をかけ続ける。
もしかして、このまま反応薄でだんだんと意識なくなり、そのまま… ということになるのか!? と怖くなり、え? え? まさか、まさかだよね!? と焦ってきて、もしもそんなことになったら!! とパニック状態になる。
そして、万が一そんなことになるのなら!?!と、姉に急いでビデオ電話し、母の姿を見せ、様子を伝える。
16:00
救急車到着
別荘の駐車場に停まった救急車に母が担架で運ばれ、私も乗り込む。
母はいろんな線を体につけられ、脈拍、心拍など測られる。
どちらも正常に動いているとのことで、ひとまずほっとする。
大事に至るわけではないと。
検温38.2℃
血圧 上174 下97
熱が38℃台まで上がる。
救急隊員が受け入れ先の病院探しに電話をかける。
どこに何度かけても断られる。
「もう今はどこもコロナ優先だから厳しい」と。
コロナじゃなければ後回しにされてしまって、どこにも入院できず、そのまま症状悪化してしまったらどうするのか? と焦る。
母はずっと寝込んだままで、反応ほぼない。
母の手を握ったまま、救急隊員の電話のやりとりをただただ聞いているしかなく、とても歯がゆい思い。
この時間がものすごく長く感じられた。