粉骨
■2022年「実家じまい」メモ
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愛犬のお骨を粉骨しに行く。
仏壇に残されている愛犬のお骨もどうしようかと思っていた。
わたしが小学校の頃から大学生半ばくらいまで、共に生活していた愛犬。
亡くなった時は、実家から割と近くにあるペット専門の火葬場のようなところに家族で向かい、お骨を骨壺に入れてもらった。
それ以来、ずっとこの仏壇に置かれていた。
ネットで調べてみると、粉骨するのが良さそうとの情報を得る。
容量がだいぶコンパクトになるらしい。
ペットメモリアルなる所が割と近所にあったので、問い合わせて粉骨してもらうことにした。
粉骨後にお骨を入れる容器を持参するようにとのこと。
一体どの位の大きさに収まるか見当もつかないので、自宅にあった大きさの違う空き瓶を数点持っていく。
地図を頼りに車を走らせて行くと、長閑な住宅街の中にひっそりと建っていた。
建物に入ると受付があり、そこで愛犬のお骨を空き瓶と共に提出。
受付後、隣の待合室で待つように言われる。
待合室の奥には祭壇のような一角があり、照明がやや落とされていて、お香の香りが漂っていた。
とても天気の良い日で外がすごく明るかった分、この待合室がとても薄暗く感じる。
この空間で三女と二人きり、30分ほど待つ。
どこへ行くにも何をするにもついてきてくれてありがとう! 心強い。励みになる。
終了後、受付で粉骨されたビンを受け取る。
インスタントコーヒーのビン1ビン分に収まっていた。見た目は白い粉。
確かに骨壺一つ分よりはだいぶコンパクトになった。
粉骨など初めてのことで緊張した。
何だか不思議な気分でペットメモリアルを後にする。
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