じゃ、お先に
■2023年(両親81歳)
8/19
三女と訪問 午前中
母、1F食堂横の宿泊室で寝ていた。起きる気配なし。
8/20
単身で訪問 午前中
母、父と一緒に1F食堂のテーブルに座っていた。
少しは落ち着いているように見える。
スタッフさんより、温かいコーヒーが運ばれてくる。
私にまず勧めてくれようとする。
尚子「お母さん、先に飲んでね!」
母 「じゃ、お先に。ありがとう。」
マグカップを自分で持ち、ゆっくりと味わう。無表情だが。
尚子「美味しい? あったかい?」
母 「うん、美味しい。飲んでもいいけど。これで良ければ。いいよ。」
尚子「ほんと? じゃあ少し頂こうかな。」
いつまで経っても、認知症になろうとも、自分より相手に先に勧めようとしてくれる母の心遣いみたいなものは変わらない。
会話もだいぶ成り立ち、ほっとする。
その横で、父がごにょごにょとしゃべっている。
父 「だからみんなでご飯食べようよ。」
尚子「うん、そうしようか!」
父 「明日は休みなん?」
尚子「うん、休み。お父さんは毎日休みでしょう!」
父、笑いながら頷いている。
穏やかな時間が流れて何より。
この日は母の胸がいつもより上下に大きく動いているように感じられた。
呼吸しずらいのか?
気になるので、久々に呼吸器内科で肺の具合も診てもらおうと思う。
9/1に予約が取れる。
8/22
単身で訪問 午前中
3人でエレベーターに乗って居室に向かっている。
そしてまた1F食堂に戻り、二人ともコーヒーを味わう。
母、この日はよくしゃべり、会話も通じる。
笑顔も見られ、ほっとする。
父も元気。