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完璧主義じゃない人の脱・完璧主義のススメ

こんにちは、ふっきーです。

私は、12歳から18歳の中高生を主の対象とした全寮制の教育機関で、彼らの将来の自立を支援する指導員として13年間、虐待、不登校、非行などを抱えた子どもたち(とその親御さん)の支援をしてきました。
そして、プライベートでは絶賛育児中の二児の父です。
そんな私が、指導員での経験や日々の育児などから感じたことを発信することで、日々奮闘するお父さん、お母さんのお役に立ちたいという想いで記事を書いています💐

今日は、

自分は完璧主義ではないよって人に贈る
脱・完璧主義のススメ

について書きます。


いきなりですが、
あなたは、下の項目にいくつ当てはまりますか?

  • 周りからまじめと言われる

  • 責任感があると言われる

  • 想定外のことが嫌いなので、事前準備に余念がない

  • タスクをTODOにするのが好き

  • 頭の中が「やることいっぱい!」って感じ

どうでしょうか?

この項目に当てはまった方の中で

自分は完璧主義でないよって方!!言い切れる方!

一度、胸に手を当てて、目を閉じてみてください。

本当にあなたは、完璧主義ではありませんか?

本当にそうですか?

私は

「自分は完璧主義ではない!」って思っていた人の中にも完璧主義の人
つまり
『無自覚完璧主義者』
がいると思っています。

そう言われると、

『自分は、完璧にこなせてるわけではないから』
『完璧主義と言えば〇〇さんだけど、私は〇〇さんとは違うから』
『まさか、自分が完璧主義だなんて、そんなタイプじゃありませんよ』

とさらに否定したくなります。でもそんな方こそ、完璧主義の持ち主かもしれません。

でも、なぜそう言えるのか?

それは、私自身が、
自分のことを完璧主義ではないと思っていましたが、
実は完璧主義かもと気づき、
無自覚完璧主義者だと分かったからです。

そもそも
完璧主義とは何でしょう?

完璧主義とは、心理学においては、万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする人のこと。定められた時間、限られた時間の内にて完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のことである。このような思想を持ったものや、そのような心理状態の者を完全主義者、もしくは完璧主義者と呼ぶ。

出典Wikipedia

と定義されています。

では、私がなぜ自分の中の完璧主義に気がついたのか?

私は今年の4月に職場を異動となり、新しい人間関係の中、初めての仕事をすることとなりました。

なるべくミスをしないように仕事の大小に関わらず、入念に準備をしました。
それは、誰に言われたでもなく、自分の中では当然と思ってやりました。
きちんと仕事をやり切ることが当たり前と思っていました。

しかし、そこまでしても

  • 果たして自分はうまく動けるだろうか?

  • 何かしていないと、周りにどうみられるだろう?

  • 準備不足が原因で焦りたくない

  • リスクは回避しておきたい

と不安は尽きません。

そんな中、いざ仕事にひとつひとつ当たっていくと、準備が全くの無駄だったとは言いませんが、あれほど準備したわりには不安が取り越し苦労に終わることが多くありました。。

そこで、仮説が浮かびました。

「自分を追い込み、課していたタスクはもしかしたら自分が作り上げているものでは?」

そこで、

いつもなら当たり前のように行う自分の中の「きちんとルーティン」をあえて緩めてみました。

つまりこの時まだ無自覚であった完璧主義な気持ちを裏切ってみたのです。

ここで、ミスばかり連発してズタボロになったら、それは完璧主義とか云々でなく、これまでの用意周到な自分をほめるところですが、特に結果に違いはありませんでした。

やはり、
自分が勝手に自分を不安にして
自分にタスクを課している部分があるな
と自覚したのです。

そして、

4月から一緒に働き始めた部署の人たちが
「係長は真面目な方ですね」と言ってくれるようになったことで

「あ、自分が当たり前にしていることって周りの人からはまじめなこと、まじめな人に見えているんだ。」

と気が付きました。

そうして、完璧主義ではないと思っていた私が、自分の中の完璧主義性に気がついたのです。

ここまで読むと、
「別に完璧主義のままでいいのでは?」
と思うかもしれません。

私も完璧主義が悪いとは思いません。
まじめ、責任感があることは素晴らしいことです。
しかし、単純に

完璧主義って疲れるんです。

しかも
自分を追い込んで
課題を課して
周りの目を気にして
ストイックにやりきる


それが当然と思っている完璧主義の人は
その習慣が疲れの原因ということにも気がついていないのではないでしょうか?

なぜなら、完璧主義であることに無自覚であるからです。

私の場合は

自分が完璧主義と気づく

自分の中の不安は自分が作り出していると気がつく

自分の仕事ぶりを周りはさほど気にしていない、見ていないと気づく

不安を払拭するためのタスクも過度に自分に課していると気づく

過度に自分に課したタスクの出来を周りは気にしていないことに気づく

周りの目が気にならなくなる

といった具合に自分が完璧主義の傾向にあることを自覚すると

自分の立ち位置を客観視できるようになりました

するとなんだか少し、視野が開けて気持ちが楽になったような感じがします。

と言っても、これまでのやりかたをいきなり変えるのはなかなか難しい。
でも、自分の完璧主義なところを知っているのといないのてでは
心の持ちようが大きく違うと思います。


今日は、自分は完璧主義ではない方に向けた脱・完璧主義のススメ
をお伝えしましたが、
ご自身の完璧主義な心に無自覚の方が
私の記事を読んで
もしかして、自分も?
と立ち止まって考えてもらえたら嬉しいです。

ありがとうございました。

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