見出し画像

『ヴィクトリア朝時代のインターネット』(トム・スタンデージ著、服部桂訳、早川書房)

読了日: 2024/12/22

原題: THE VICTORIAN INTERNET
The Remarkable Story of Telegraph and the Nineteenth Century's On-line Pioneers
1998

 タイトルは如何にも唆られるもので、確かに18世紀末から視認的情報伝達を考案し始め、モールス通信の普及まで通信への渇望は、現代インフラの歴史を辿っていると思います。腕木通信は初めて知りました。   

 原著は1998年に上梓されたもので、現代からの時間的技術進歩ギャップはあるかもしれませんが、それを考慮しても読後の感想は“イマイチ”でした...。それは、当時の状況をあらわすためのエピソードがゴシップ的で、科学読み物としては陳腐に感じるし、文章自体もぎこちなく(翻訳の影響もあると思います)感じたかもしれません。
 テーマが期待させるだけに残念です。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集