小説って自由だ。と思う2つの理由。
小説はとても自由な読み物です。
世の中には多くの情報があります。
・新聞
・論文
・ビジネス書
これらを文章で読む時と、小説を読む時、大きな違いがあります。
それは、小説は唯一自由である。ということ。
また、小説は文章でしかインプットできないので、他のストーリーよりも、読者が自由に読み取ることができるモノです。
ほとんどの文章は「正しく」読む必要がある。
多くの文章は正しく解釈する必要があります。
フェイクニュースには気をつけるべきですが、基本的には書かれている内容をそのまま受け取るのが正しい読み方。
"統計的に、純文学を読んでいると、人の気持ちが理解できるようになる。"
この文章を読んだ時は、純文学を読んだ場合共感力が高まっている。ということを理解します。
当たり前ですよね?
これが出来ていないと、どんなに情報を頭に詰め込んでもかえって逆効果になります。
しかし、小説は自由です。
小説に思う、2つの自由
ここからは、個人的に思う小説における2つの自由について考えます。
1.解釈が自由
2.読み手にゆだねられていることが多い
小説は好きに解釈していい
一方、小説は自由に解釈しても実害がありません。
多少内容を間違えて認識しても、問題ありません。
他にも、昔読んだ小説を、今読んでみると解釈が変わっていた。という経験はありませんか?
小説は「誰が読むか」「どんな気持ちで読むか」「どういった環境で読むか」によって、解釈が変わります。
子供の頃は、悪役が嫌いだったけど、今読んでみるとその気持ちもわかる。
そんな経験をしたことがある人もいるでしょう。
小説には映像が無いという魅力「読み手に委ねる」
小説には、映像や音声がありません。
そのため、作者が読み手に委ねている部分が多い。と考えることができます。
もちろん、アニメや映画、ドラマにも魅力はたくさんあります。
ですが、小説ではあらゆることを「脳内で好きに」構築することができます。
実写化を見て「想像通りで最高」と思うこともあります。逆に、「思っていた姿と全然違う。」というギャップを感じることもあります。
どちらかが優れている。という話ではありません。
あくまで、小説は自由度があって、その他の媒体は自由度が低い。ということです。
・自分の世界に入りたい時は小説
・楽に、想像以上のものを見たい時は映画
このように、その時の気分に合わせて選んでみましょう。
ちなみに、最近読んで面白かった小説はこちらです。