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スモールビジネスの戦略を立案する「戦略構築ステップ1:自分の経験を振り返り探査領域を定める」
戦略立案骨子
全体の流れをおさらいすると、スモールビジネスにおいては以下の戦略構築のステップで検討をする
ステップ1、自分の経験を振り返り探査領域を定める
ステップ2、探査領域において、儲かっている企業を発見し、儲かる手法を知る
ステップ3、対象顧客セグメントを明確にし、バーニングニーズを発見する
ステップ4、成功している企業の「儲かる手法」を改変し、マイナーチェンジコピー品を創出し、大手が手がけた市場の一部を頂く
この手法のポイントは通常の事業開発で行う以下のステップを排除している
・顧客の真の課題を自ら考える
・全てのゼロベースで自ら生み出す
ポイントは、すでに流れているお金(原資であったり、既存市場)を少し自分の方に引き寄せるだけで良い。
具体的な全体像とステップを可視化したものは以下の通り
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戦略構築ステップ1:自分の経験を振り返り探査領域を定める
ここでは、自分・自社の強みの整理とそれに応じた探査領域の決定を行う。ここは端的に説明をすることとする。企業内での新規事業開発の場合、領域はすでに定められている場合もあるため。
自分・自社の強みとしては
1、今までの経験(個人および事業)から得られた知見・ノウハウ
2、そもそも持っている能力・ネットワーク・専門知識
があげられる。
知見・ノウハウについては例えば、今までの経験として
介護ビジネスを立ち上げ、そのビジネスでは介護代行及び決済システムの導入とチャットボットによる業務効率化を行った
があった場合、知見・ノウハウとしては
・介護領域の知見
・決済システムの知見
・チャットボットの構築・業務効率化の支援
などが考えられる。これらの強みを新しいビジネス企画の際に活用するならば、
システムの知見については、介護領域以外にも提供できる可能性がある
チャットボットは業務効率化の観点から代行業や、コンサルティングへの展開も考えられる
これはビジネス用語で言えば、横展開・水平展開と同等のものと考えれば良い。詳細については、他の書籍にて確認いただきたい。