デジタルマーケティングとは?重要性とメリット
こんにちは、Media Theaterの柳瀬(@theater_media)です。
デジタルマーケティングの戦略立案から、Webサイト・LPのCVR改善などの実行支援までしております。
また、マーケティング未経験でも体型的にデジタルマーケティングの知識を得て、スキルアップしてもらうための活動にも注力しており、社外での研修講師や、日経ビジネススクールで「デジタルマーケティング戦略立案講座」を展開しております。
今回は、「そもそもデジタルマーケティングとはなんぞや?」「なんで重要なのか?」「デジタルマーケティングを活用することのメリットは?」について解説します。
そもそもマーケティングとは?
デジタルマーケティングの前に、そもそもマーケティングとは何でしょうか?
市場調査、商品開発、プロモーション等、マーケティングの機能や活動は思いつくが、実は定義が曖昧な状態ではないでしょうか?
マーケティングの権威「フィリップ・コトラー」は、このように定義しております。
辞書を開いてみると、
と定義されております。
時代が変わっても普遍な概念として、「マーケティングとは、事業を成長させるために持続的に売れる仕組を作る活動」と定義させていただきます。
つまり、マーケティングは、事業成長のための売上・利益の拡大が主目的になります。
デジタルマーケティングとは?
では、デジタルマーケティングは、事業の目線では何が求められるのでしょうか?
デジタルマーケティングときくと、WEBサイト、WEB広告、データ分析を駆使したマーケティング施策であると、一部の理解のみで止まっている方が多いのではないでしょうか?
デジタルマーケティングは、マーケティングの一部であるため、本質的にはマーケティング活動におけるデジタル接点を活用した「売れる仕組みを作る活動」のことを指します。
つまり、デジタルマーケティングも事業成長のための売上・利益の拡大が主目的になります。
デジタルマーケティングにおいては、WEB広告・SEO・コンテンツマーケティング・ランディングページの最適化など様々な施策が紹介されますが、どれも事業成長のための売上・利益の拡大が目的であることを忘れてはいけません。
補足として、デジタルマーケティングとWEBマーケティングの違いとはなんでしょうか?
WEBマーケティングは、インターネットを主な領域としたマーケティングに対して、デジタルマーケティングはSNSやアプリなどへも拡張されたマーケティングと捉えることができます。
もう少し補足します。
デジタルマーケティングで「売上を最大化」するとは、どういうことでしょうか?
売上を最大化を分解すると、「認知」「集客」「獲得」「リピート」のフェーズに整理されます。
デジタルマーケティングは、これらの4つフェーズ別のオンライン上の施策を効果的に組み合わせて、売上を最大化することが活動となります。
こちらの図でオンライン上の施策例を一部紹介すると、
認知:SNS・YouTube、ディスプレイ広告/バナー広告
集客:SEO、リスティング広告、アフィリエイト広告
獲得:WEBサイトやランディングページ(LP)、オンライン接客を活用した施策
リピート:メールやLIENなどを活用した施策
となります。
これらの施策は、顧客との出会い方、顧客への伝え方、顧客との関係性の構築、改善に関する施策と言えますが、デジタルマーケティングは、これらの施策を最適化して売上を最大化することが活動となります。
デジタルマーケティングはなぜ重要なのか?
では、マーケティングをデジタルに置き換えたデジタルマーケティングは、昨今なぜ重要度が増しているのでしょうか?
皆様も、日常生活を思い出してみてください。
自宅ではテレビを見ながら、スマホでも情報収集します。
電車内でSNSを見たり、ときにECサイトでショッピングをしたりします。
仕事でも常にオンラインでつながっており、ミーティングをオンラインが一般的になりました。
いまや我々の生活は起きてから寝るまで、1日中様々なデジタルデバイス、デジタルチャネル、メディア・コンテンツに触れながら過ごすことが一般的になってきています。
ということは、マーケティングも、“いつでも、どこでも、すぐに、デジタルを活用している顧客”を前提にした設計が必要不可欠になってきています。
事実、約90パーセントの世帯がスマホをもち、スマホからいつでもどこでも即時にインターネットなどのデジタルチャネルにアクセスする時代になってきています。
このグラフからも分かるとおり、BtoBにおいても、顧客は、仕事上の製品・サービスを検討する際、最も活用する情報源は、「企業のWEBサイト」です。
顧客接点の中心はデジタルへシフトしてきています。
さらに、広告出稿額はデジタルメディアであるインターネットが、テレビを上回りました。
デジタルマーケティングに関するテクノロジーも、カオスマップを見ると一目瞭然です。
デジタルマーケティングのメリットとは?
では、その中でデジタルマーケティングのメリットは何でしょうか?
結論、デジタルマーケティングはコスパがいいことがメリットです。
例えば、
①ターゲティングとパーソナライゼーション
WEB広告では、ターゲットセグメントの詳細設定ができます。
無関係な顧客に配信することを限りなく減らすことができるので、獲得単価は良くなります。
②データ収集による成果の可視化
キャンペーン別の成果も即座に数値化ができます。
マス広告より、用意に効果を振り返り、長期的な記録・比較ができるようになります。
③テストマーケティングの高速化・容易化
WEBサイトの広告運用において、どちらの方が効果が高いか、ABテスト検証が可能になります。
常に、効果の高いWEBページを採用し、無駄なコストを削減しつつ機会損失を防ぐことができます。
④デジタル上でストックになる半永久集客
質の高いコンテンツページがあれば、そのページ経由で月間数十件といったように顧客獲得ができます。
メール・アプリ・SNSでも、顧客リストがあれば継続的に施策が打てます。
このように古いマーケティング手段をデジタルに置き換えることで、圧倒的にコスパが良くなるのがデジタルマーケティングです。
いかがでしたでしょうか。
デジタルマーケティング戦略立案に着手するには、その概要と重要性、メリットをしっかり理解することが大切です。
また、あわせてデジタルマーケティングのよくある失敗ケースや特徴もご紹介しているので、ぜひそちらの記事も確認してみてください。
最後に。日経ビジネススクールの講座紹介
日経ビジネススクールのオンデマンド動画講座では、「デジタルマーケティング戦略立案」について、より詳細を解説しております。
デジタルマーケティング戦略立案において、概念的な基礎知識だけなく、実践的で再現性の高い「戦略立案方法」を解説しております。
ご興味があれば是非試聴してみてください!
講座の想い
「未経験でもデジタルマーケティングを活用してもらいたい!」
私自身は、営業出身で新規開拓営業からソリューション営業まで多くの企業様への営業経験をさせてもらい、そこで強烈に感じたのは、ほぼ100%に近いクライアントがデジタルマーケティングに課題を感じており、「事業を生かすも殺すも、デジタルマーケティングをものにできるか否か」といった現実でした。
そこから、デジタルマーケティングの必要性を強く感じ、未経験でデジタルマーケティングのコンサルティング業に思い切って転身。
そして、BtoC、BtoB問わず、大手企業からベンチャー企業までデジタルマーケティングを活用した事業成長支援を、通常の倍速以上で濃縮に経験させていただいております。
もちろん、クライアントへバリューを提供するために、ご飯を食べるように書籍や動画など、デジマケ関連の情報は読み漁りました。
そこで感じたのは、WEB広告、SEO、SNS、LP改善などなどなど施策単位のナレッジ・方法論は人生賭けても読みきれない程解説されていますが、「何をすべきか?」の戦略的な問いに対して理解することが難しいと感じました。
というのも、デジタルマーケティングは、「施策メニューが多い!分析データ量も多い!」と「忙殺の沼」にハマるといった落とし穴が多いからです。
今回の日経ビジネスクールの講座は、デジタルマーケティングは何から始めるべきか?といった問いに対して、「顧客文脈」と「競争環境」から紐解いていけるように解説した講座になります。
デジタルマーケティング特有の横文字が多いのはご容赦いただきたいのですが、デジタルマーケティングに関わる方には、お役に立てる講座です!
僕自身がそうであったように、未経験でも体系的に理解できるように、出来る限り解説しております。
是非、ご興味あればご試聴ください。拡散も嬉しいです。
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