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コンテンポラリースモウダンス(77.3)
すごい技が出た。
1月28日、大相撲初場所の千秋楽、小結の宇良が繰り出した「伝え反り」である。珍しい技なのでほとんどの方が初耳だろう。かくいうわたしもこの日まで知らなかった。
日本相撲協会の公式サイトの「決まり手八十二手」には、次のような説明がある。
「伝え反り」
相手の脇の下をくぐり抜けながら自分の体を後ろに反らせて、相手を倒して勝ちます!
「相手を倒して勝ちます!」といわれても、そこまでの経緯がイメージしにくいのではないだろうか。そんな相撲ビギナーのために、日本相撲協会公式サイトでは写真を用意してくれている。
![](https://assets.st-note.com/img/1706667236990-hXlDl0uLP3.jpg)
この写真を見たからといって「なるほど、そういうことだったのか!」とはならないところが、相撲の奥深さだ。この構図からは競技の勝敗を決める目的だけではなく、コンテンポラリーな芸術性さえ感じられる。
「ちょっとなにやってるかわからない」のだ。
こうなったら、やはり動画だ。ぜひ検索で「宇良 伝え反り」と検索してほしい。両国国技館の大勢の人が口を開けて驚いた技のすごさを、感じていただけるはずである。
体重は77.3kg。増えたり減ったり。ちょっとなにやってるかわからなくなりそうだ。