「山芋の漬物」と「セミファイナル」
蝉が鳴く。
あれは声を限りに「愛を叫んでいる」のだそうで。
『みーんみんみんみんみんみんみぃぃぃぃい!!(おーうい!ここだあ!俺がいるぞお!むすめたちよ!好きになってくれ!)』
といった具合で、オスが求愛行為として鳴くのだそうです。むすめたちはやかましく鳴きません。おしとやかで良いですね。
しかし一転、鳥に襲われそうになると
『じじっ!?じじじっ!!じじっじじじじ!!(うあっ!?ヤメロ!!しゃれならんぞオイっ!!)』
のんきにみんみん言ってられない状況では切羽詰まった声をあげますね。しかも恐怖のあまりちょっと漏らしたりする。大声でいばり散らしているわりに根は小心者なのかもしれませんね。
そして問題はこちらです。
道端で人間に踏まれそうになった時の蝉。
『じじっ!?じじじっ!!じじっじじじじ!!(うほっ!?寝てた!!びっくりしたあ!!!)』
きっと経験がおありでしょう。
びっくりしたのはこっちだからね。
頼むから道端で寝るのはヤメてほしい。
(酔って道端で寝たことが何度もあるため、僕はあまり強く言えませんが。)
そんなあなたに朗報です。
死んだように寝ている蝉を
カンタンに見抜く方法があるのです。
それは、
足を開いて転がっているやつは、
大の字で寝てるだけの可能性大。
足をぎゅっと閉じて転がってるやつは
すでに事切れている可能性大。
というもの。
今後、転がっている彼らに嫌な予感を抱いたなら、まずは足を注視してみましょう!
ちなみに巷では、最期を迎えた蝉のことを
「セミファイナル」と呼ぶらしいですよ。うーん、とんちが効いていますねえ。
さて、与太話もほどほどに。
ちかごろ我が家の漬け床(三五八漬け)のコンディションがすこぶる良くて嬉しいです。
なかでも山芋を漬けたのが最高。
納豆ご飯に4〜5枚のっけて掻き込めばしゃくしゃく美味いこと美味いこと。
漬物と味噌汁さえあれば、豊かな気持ちになれます。
それでは、また明日。