「納豆グラタン」と「救世主ミツカン」
そんなひどい話ってありますか。
「生卵」と「納豆」がほんとは不仲だったなんて。
オアシスのギャラガー兄弟のけんか別れくらいショックですよ。
僕は玉子かけごはん(以下TKG、とは呼ばない。)が大好きで、同じくらい納豆ごはんも好きなんです。
ものごころついた頃には玉子かけごはんが好きで、
中学生の頃に納豆ごはんに覚醒。
それを機に「納豆玉子ごはん」という夢のユニットが結成され、もう食べるたんびにミリオンヒット。CDTVでも毎週にわたって上位を独占状態。
ごはんどころか冷凍うどんにも納豆玉子を流し込んでは、スルルと楽しんでいたというのに。生玉子が納豆の栄養素「ビオチン」の吸収を阻害してしまうなんて、あんまりな仕打ちじゃないですか。
(ビオチン:ビタミンの一種であり、脂肪酸代謝の補酵素としてエネルギー代謝を助けるほか、皮膚や髪の健康維持に関わる栄養素。)
と、悲観にくれていたところ、
僕の世紀末に救世主が現れました。
(mizkan公式ホームページより)
な、なんて素晴らしいものを開発してくれたのだろうか。もちろん本家には及ぶべくもないが、玉子感の再現度はかなり高め。満足度高し。
もう僕の中でミツカン株が上がって上がって青天井。
カミサマ、ホトケサマ、ミツカンサマ、なのです。
(と、まあ大げさに言ってみたものの、ビオチンはさまざまな食品から摂取できるほか、体内での生成もできるみたいなのでそんなに神経質になる必要はないそうです。)
世の中の食品というのは日々進化しているなあ、と感じる今日この頃なのです。
さて、与太話もほどほどに料理の話をしましょう。
本日はトップ画像の
『納豆グラタン』
をご紹介。
①耐熱皿に絹どうふを薄めに敷く。
②ベシャメルソース(なければ溶き卵+マヨネーズ)、納豆、ピザ用のチーズの順番に乗せる。
③長ネギを散らしてトースターで焼く。
完成!
さる旅館の朝ご飯でいただいたのですが、あんまりに美味しいので思わず作り方を聞いてしまった一皿です。
端っこのチーズかりかり部分を引っかきながら日本酒の熱燗とか、もう最高です。これだけ旨味が乗ったアテだと日本酒も腰の入ったやつが良いですね。
「世に媚びない酒造り」「醸は農なり」の精神で土地の酒米のパワーと完全発酵のキレ味を体現する日置桜の純米とかどうでしょうか。
(住吉酒販公式オンラインストアより)
あつあつキレッキレの日置桜と、かりかりウマウマのチーズと納豆。恐ろしいほど杯が進みそうです。
是非、お試しくださいませ。
それでは、また明日。