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福岡ローカル麺 「めんちゃんこ」 の魅力に迫る

「めんちゃんこ亭」をご存知だろうか。

ちゃんこ鍋とラーメンの「良いとこどり」の麺料理。その名も「めんちゃんこ」を提供している福岡のローカル麺料理チェーン店である。

なんと福岡の外にはたった2店舗しかない。福岡に所縁がない限りはなかなか出会えない県民熱愛の名店である。

なにしろ私が天神のアップルストアで買った、生粋の福岡っ子パソコンですら「めんちゃんこてい」を変換すると「めんちゃん固定」になるのだから、そのローカル度合いの高さが窺い知れようというものだ。

それにしても、「めんちゃん固定」とはなんだ。「めんちゃん」を「固定」して、いったい何をしでかそうというのだろうか。それはそれで気になるじゃないか。でも、今はおいといて、話を戻そうと思う。

「めんちゃんこ」は一目で虜になるようなタイプの派手な味ではない。来店を重ねるうちにじわじわと好きになってしまうタイプの味だ。気づいたときには、時すでに遅し。めんちゃんこなしの生活なんて考えられない体になっている。おれ、めんちゃんこのことが好きなんだ。

さっぱりとしたスープのやさしさが徐々に心を溶かしていくような印象。二日酔いの日や、疲れがたまった日にはやけに恋しくなるのである。スープは塩分を気にする方のために薄めにしてもらうこともできる。めんちゃんこはどこまでもやさしいのだ。

そのほかにも、鉄鍋で提供され最後まで熱々で食べられることや、猫舌の方のためのお椀。野菜が豊富であること。藤崎本店の店員のおばちゃん。餅の存在。待ち時間のおでん。子供用のメニューの充実。お父さんは餃子をあてにちょい飲みなんてこともできる。なんと気配りができる子だろうか。

そんな「嫁に迎えたい店ナンバーワン」のめんちゃんこであるが、運営会社の名前がすごい。

「鬼が島本舗」である。

鬼とは恐れ入る。鬼嫁。さらに驚いたことには、めんちゃんこ亭には「ワイキキ店」が存在する。ということは、福岡発祥の「めんちゃんこ」がハワイの人々を魅了し、オアフ島が「鬼が島」となる日もそう遠くないのかもしれない。


きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。

それでは、また明日。


追伸

柚子胡椒はちょっとずつ。
とりわけ用のお椀で交互に使うと両方楽しめます。


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