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#56 スマートフォンを置いて、カメラを持って写真を撮りに行こう

つい先日の話、カメラを持ってお出掛けをしたのだけれど財布とカメラを手に取ってスマホも、と思ったところで持って行っても使わないし荷物になるよな、そう思って置いて出掛けた話。


もう無くてはならない物になりつつスマートフォン

普通に考えたら逆だよね。
そう思うのはスマートフォンより、カメラの方が明らかに重いからだ。
スマートフォンでも写真は撮れるし、撮影に対するあ手軽さは言うまでもなく圧倒的である。
鞄からかカメラを取り出すよりポケットからスマートフォンを取り出す方が手間も少なく楽である。

カメラを撮るカメラが無い時にも便利
カメラを使うには堅苦しい時にも便利


だから、趣味でカメラを使って写真を撮りたいと思うのは今の時代ではマイナーな感覚なのかもしれない。
昔は写真を撮る為にはカメラを使わないと撮れなかったが、今はカメラは手段の中の1つに過ぎない。
スマートフォンに搭載されている便利な機能の1つになりつつある。

道端の草など

スマートフォンより良い写真が撮れるから、というのもあるが最近はそれも危ういとすら思える。
もちろん、あくまで趣味の範疇では、という限定的な範囲である。
尚更、仕事としてではなく趣味としてカメラを使って写真を撮るのは何故だろう、というところがフワフワと浮かんでいて足元がおぼつかない感じがする。

普段は気にもしない壁の表面

私はファインダーを覗いて写真を撮るのが好きだから、と思っているがファインダーがあるの何故楽しいのか、なんて理由を突き詰めていくとどこかでしどろもどろになってしまいどこが好きだったのだろうかわからなくなってしまいそうな気がする。

黒白写真は難しい
寂れた感じがちょうど良い

ファインダーを覗いて撮るのはスマートフォンでは体験出来ないから楽しい、とか、切り取ってる感じがして楽しい、とか。
何故切り取るのが楽しいのか、とか。
言葉の割り算をしていくとなんだが冷めていく、覚めていく感じもする。

逆にそこまで、明確にしないとダメなのかというとそうでもない気もする。
曖昧にしたままの方が良い時もある。
ただ無心でファインダーを覗いて写真を撮る。
その結果を後から見て、良い写真だと思えたらそれで良いんだと”今は”感じている。

ただ、それだけにしてはとても高い買い物だと思う。
でも、趣味だからそれでも良いかもしれない。
何でカメラを使うのかとか高い買い物をしたのか、だとかの雑念はスマートフォンと一緒に家に置いてしまうのも良いと思う。

余計な事は考えずにファインダーを覗いてシャッターを切るだけの日も悪くはない。


今回はこんなところとする。
読んで頂きありがとうございました。

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