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上司は、いかに部下に成功体験を積ませるか その7 まとめ編


さて、表記の題名で6回にわたり
「いかに上司は部下に成功体験を持たせるか」
を書いて来ました。

まとめとして、今回最後になりますが、もう一回以下にポイントを押さえておきます。

1. 目標をクリアにする

2. 働く場を与える

3. 権限委譲で「裁量」を与える

4. 同僚からの「洗礼」により、自分の現状を確認させる

5. 部下を中心人物にする場を持たせる

6. 「報連相」は極力短くし、Timing is moneyで適切な指示を与える

これらを習慣として、上司は部下に対し何度も何度も確認し、繰り返す事
が重要です。

上司は、部下よりもたくさんの給料を貰っている訳ですので、部下に対し
それ相応の「部下を育てる義務」を負っています。

部下の成功は、上司である自分への評価になりますので、気を引き締めて
部下の育成に当たらなければなりません。

部下を「いじめる対象」や「不満のはけ口」としか思っていない上司が
いかに多いかを考えるととても残念です。

私が思う、「出来る上司」として一番にあげるのは、上司自身の
パフォーマンス(成績)ではありません。
どれだけ「出来る部下」を育てたかです。

前職でもたくさんいました。
自分は仕事ができると自慢していても、優秀な部下がほとんど
いない役職者たちです。

部門長は、部長なり、課長なりの評価をする時には、本人の出来不出来よりも、何人の「出来る部下」を育てたかを基準に、成績の評価、出世の判断をしています。

誰が自分の言うことを聞いてくれるか、なんてことを考えるような
部門長だったら、会社はおしまいです。

「そちらの部門の、Aさんが欲しいんだけど」「オタクの部門はできる人が
いっぱいいていいねぇ」と、あちこちの部門から言われるようになったら、部門長からの評価は上がり、本人の出世にも多いに影響します。

退職した時に、部下たちから「やっと辞めてくれた」とか「飲みに誘われても絶対行かない」なんて思われたら、最悪です。

私の育てた部下たちは、いまだに何かあると誘ってくれます。
女性たちからも誘われますし、こちらから誘うと付き合ってもくれます。

私が自慢できるのは、中途で転職したりして偉くなった部下たちが
たくさんいることです。

転職する時に相談に来たり、転職したら報告をしてくれたりしてくれます。
LINEで繋がっていますので、なにかと情報交換しています。
もちろんこちらが新しい仕事に着いた時は、連絡したります。

部下をちゃんと育てると、いいことがたくさんありますし、
人生が華やかになります。

この題名は、今回で終わりです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

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