1on1ミーティングの趣旨を世の会社員の人たちは、勘違いしています。その2です。
1on1ミーティングの記事が毎日のようにネットのCMやYahooなどで
取り上げられています。
1on1ミーティングという言い方はアメリカかぶれの人たちが、それを
ビジネスにしようとネットCMなどで、むりやり方法論をコジツケて
いるだけなのです、個人的な意見としては、あまりそれに振り回され
ない方がいいと思います。(ここは個人の自由ですが・・・)
ここからは個人面談と替えて書き込みます。
個人面談は、前提としてまず上司がまともで、ちゃんとしていないと
成り立ちません。上司の力量が問われるのです。
知識も経験も能力(特に部下指導能力やコミュニケーション能力)
もなければ、会社はその上司を退場させた方がいいでしょうね。
ちゃんとできないと、パフォーマンスは上がりませんし、部下
(やその家族)の生活に大きく影響を及ぼすわけですから、それ相当の
覚悟と経験がなければなりません。
ステップとしては、期末に次年度の目標設定をしなければいけません。
それをしっかりお互いが話し合い「納得目標」として成立しておけば、
「早く会話していれば部下は辞めずにすんだのかも」とか、「部下は
なぜ主体的に話してくれないのだろう」なんてバカなことにはなりません。
目標設定(売り上げ目標など)が、上からの無茶振りで市場規模や
マーケットの状況から見て、明らかに実現不可能であるならば、
部下としてはそれを目標として認めるべきではありません。
なぜなら、できない目標は設定しても意味がないし、達成できなければ
給料にも昇進にも影響するからです。
私は、現実離れした無茶な予算設定で、2年間バカだチョンだと
上司に怒られ、いじめられ(いまはパワハラといいますが)ました。
ちなみに、お客様らの需要も市場もないのに30億円の売り上げ予算が
策定され、どんなに頑張っても17億円しかいかず、毎日のようにバカ
上司に責められました。
予算達成率は給料にも影響しますから、慎重に設定しなければなりません。予算設定時は精一杯に自分なりに市場調査し、お客さんからも次年度の
計画(需要)などを聞き出し、現実的な目標値を作成する努力をしましょう。(これは上司にも言っています)
ただ、私の尊敬する上司からは、守りに入った予算は結局将来的にビジネスが伸びなくなるので、例えば10%アップの予算なら、どうやったら50%
アップを実現できるかなどの伸長予算計画も策定することを、同時に
考えろと言われました。
(これは目標値としては設定しませんが、努力目標です)
あと、個人面談の課題として、「その場限りの面談になってしまって続か
ない」とか、「心理的にも、物理的にも負担が大きく継続できない」のであれば、面談の目的や目標についてもう一度、部下上司で話し合うべきでしょう。そしてそれを紙にしてお互いが持っているのです。
よく、日報を毎日提出しろとか、週報を毎週提出しろとか言う上司や会社
がありますが、全く意味はありません。
提出した時点で情報は古くなりますから、個人面談を実施した後に簡単に
議事メモを残す(特に数字など)だけで十分です。
上司も、会計情報(売上、経費、利益、などPL,BS)を添付して、それで事業部長なり上に報告すればいいのです。レポート作成で時間が取られるのだけは避けたいものです。(実は私も日報など大嫌いで、どうせ提出しても上司が見ていないと分かった時点で提出をやめました。怒られても出しませんでした。結果勝負にしたと言うことです)
どうでしょうか?1on1なんて言う必要はありません。
お互いが「納得目標」として認識すれば、継続できるのです。
特に部下を持つ上司は、その辺をよく理解して、部下と接するように
してください。
上から無理を言われたら(首をかけて)突っぱねるくらいの、根性を
持っていないのであれば、即退場してください。
部下(家族も)の生活と人生がかかっているのですから。