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部下はどうして離職するのか?ー若い人は残業と休日出勤を嫌うー
「部下は、どうして離職するのか」前回の続きです。
ダメな上司がやることは・・・
退社直前の5時頃に残業ができないか部下に聞いて
きたり、残業を命令として発令します。
そんなのは、やりたくないに決まっています。
あるダメ上司は、部下たちの飲み会の計画を察すると、
ワザと嫌がらせで残業命令を5時頃に出したりします。
そんなことをしたら、部下に嫌がられるに決まっています。
自分は誰からも誘われない、不人気上司だとわかっている
んでしょうね。
では、ダメ上司にならない(と呼ばれない)ためには
どうしたらいいか?
多少時間のかかりそうな仕事を部下に頼む時は、せめて
午後一番くらいに仕事の指示をすべきです。
5時くらいに終わりそうな仕事ならいいですが、残業に
なりそうな仕事の場合は、期限を切ってあげるべきです。
ただ、部下サイドが考えなければいけないのは、上司も
時々は緊急を要する仕事を上から頼まれることも
あると思いますから、その時はフレキシブルに対応しないと
いけません。
緊急対応も時には、部下の役目になりますし、ポイント(評価)
を稼ぐことにもなりますから。
年中、「残業はお断り」という姿勢は好ましくありません。
会社(上司)は、必要であれば業務命令として、部下に
指示できますから、やらないと解雇になる場合もある
ということは心に留めておかないといけません。
ここは、繊細な神経を持ってバランスを取るしかありません。
(労働基準法も時には読んでおくと良いでしょう)
休日出勤に関しては・・・
緊急を要する仕事の業務命令以外は、受ける必要はないと
思います。休日に急いでやらなければならない仕事は通常は
ほとんどありません。
あったとしたら上司の怠慢か、マンパワーの問題でしょう。
例えば私の場合、品質不良が発生し、休日出勤になったことは
ありますが、これは緊急時ですから、対応しないとこちらの
会社が危なくなります。
不具合対策を施した製品を、休日にある工場に納入に行った
ことは何度かありました。
気心の知れたお客様なら「休みの日に申し訳ないね」と言って
お茶の一つも出してくれます。
そんな時に良い上司がいう文句は・・・
「納入が終わったら、どこかでうまいものでも食べてこい。
領収書はもらってこいよ」と一言、部下に言ってあげるのです。
喜んで(とは言わないまでも)、部下は行ってくると思います。
これは経験談ですが、不良品を出した時の客先(関西企業)での
対策会議に私(当時、部長でした)が出席しようとしたことが
ありました。(会議は夜遅くでした)
その時にお客様から言われたのは、「こんな会議にのこのこ出て
くるくらいなら、会社にいて工場とさっさと対策を練って解決
すべく動くようにしてください!」と言われたことがありました。
そんな時は、部下に任せて出席はしませんが、「遠いところで
かつ遅い時間で悪いが頼むよ」と任せ、労いの言葉を忘れません
でした。その後部下たちはお客さんと飲みに行ったそうです。
意地悪な、悪いお客様ばかりではありません。
休日出勤で、よくあるのは接待ゴルフかもしれませんね。
一般的な日本企業は馴れ合いで、お客様と休日ゴルフをやる
こともあります。
でも、そんなことで注文が決まるような仕事や、仕事の付き
合い方はしたくありませんでした。
私はゴルフをやっている時も、一切ゴルフ接待に応じたことは
ありませんでした。
会社としても、その費用(接待費)の処理は実は頭痛の種なんです。
金額は張りますし、どこまでが仕事で、どこまでがプライベートかは
非常にグレーなのです。
しかも、もし全額個人持ちになれば家庭崩壊にもなりかねません。
接待ゴルフは、よく考えてから始めなくてはいけませんし、
誘われた時の最初の断り方もよく考えないといけません。
(3)部下は上司の姿に未来の自分の姿を投影する。
は次回(3回目)に書いてみたいと思います。