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コミュニケーションは発信より受信が肝心
私は、コミュニケーションはプレゼンテーションと同じと考えます。
話し手が何を話したか、何を伝えたかではなく、相手の頭に何が
残ったかということが重要です。
どんな綺麗なスライドを作成しても、音を出したり、画面を振るわせても
相手の頭に何も残らなければ、そのプレゼンテーションは何の意味も
持ちません。
上司部下との関係において、コミユニケーションで一番重要なことは、
上司が何を言ったかではなく、実際に部下に何が伝わったか、部下の
頭の中に何が残ったかということです。
つまり上司のコミュニケーションは、部下にきちんと伝えるべきことが
伝わるまで、済んだことにはなりません。
概して強いチームでコミュニケーションがよいのは、お互いに同じ価値観、問題意識を共有しているからで、価値観、問題意識の共有ができている
チームは、言葉の受け止め方や求められる行動の判断に大きなが生じ
ません。
コミュニケーションが悪い時は、何人いても「チーム」ではなく、たんなる
「グループ」だという認識をしなければなりません。
チームは、目的が共有され、方向性が同じ集まりをいいます。
グループは、何人いても単なる人の集合体でしかありません。
同じことを伝えても、マインドの「高い部下」と「低い部下」では
異なった意味と理解することがあります。
わかっていないと部下を叱る前に、上司は部下のマインドレベルに
応じて伝え方を変えなければなりません。
人を見て法を説けといいますが、同じ言葉が相手のマインドの違いに
よって、異なった解釈をされるということは珍しくありません。