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【第9回】「歯周病」と「舌苔」が口臭の2大原因
前回の投稿では「糖尿病や喫煙は歯周病との関連性が非常に高い」ということをお伝えしました。
今回は、口臭のおもな原因についてお話していこうと思います。実は、口臭の原因の90%以上は「口の中」にあるとされています。
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具体的に説明すると、口臭の元となるのは硫黄化合物の揮発性ガス(卵の腐ったような臭いがする)で、このガスが発生するおもな原因が「歯周病」「舌苔」です。
「口臭の原因は胃腸にあるんじゃないの?」というイメージがあるかもしれませんが、胃の入り口は噴門(ふんもん)と呼ばれる筋肉で閉じられているため、胃からの臭いが口へと上ってくることはほとんどありません。
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歯周病菌が口臭の原因となるガスを発生させる
歯周病の原因となる歯周病菌は、口の中の食べカスやはがれた粘膜、血球成分を分解し、口臭の原因となるガスを発生させます。
つまり、歯周病の治療や予防をおこなうことが、口臭の改善や予防につながるのです。
また、歯周病は歯を失う原因の第1位でもあります。口臭だけでなく、私たちの生活のQOLを高めるためにも歯周病ケアは重要といえそうですね。
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舌の表面に付着した白い付着物が口臭の原因に
舌苔とは、舌の表面に付着した白い苔上の付着物で、舌苔の量が多くなるほど口臭がきつくなります。
舌ブラシなどを使用して優しく表面を磨くことで、舌苔による口臭を防ぐことが可能です。
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ブラシを動かすときは、奥から手前の一定方向に動かします。手前から奥に動かすと、舌苔に含まれている細菌を喉の奥に送り込んでしまう恐れがあります。
また、強く擦り過ぎてしまうと、味を感じる「味蕾」という器官を傷つけてしまうので注意してください。
参考書籍
※今回の内容は複数の書籍や動画などを参考にして自分なりにまとめています。そのため、著者の考えと違う点があることはご了承ください。