【ﾈﾀﾊﾞﾚあり🦑】イカゲームシーズン2について本気で考えた

2025年1月22日 17:36

世界で大ヒットの『イカゲーム』の2シーズン目。借金まみれの人が招待されるデスゲームに参加した主人公のソン・ギフン（イ・ジョンジェ）。シーズン1で優勝しゲームを止めようと主催者への復讐を試み、次開催までに入念な準備をし、長い月日を経てやっと2回目の参加を決意。再び456番の番号を背負いゲームのホストに会うために奮闘するが、事実は、、、。

シーズン1についてはこちらから↓↓↓

作品カテゴリ：サスペンス/ドラマ/スリラー

本作見どころまとめ

・ファン・イノ（イ・ビョンホン）の活躍
・シーズン1と2での、「ゲーム」の意味の違い
・シーズン2の終わり方と前後の話の接続
・とにかくとにかく豪華なキャスト陣

結論、シーズン3への繋ぎ（ハリポタでいう死の秘宝PART 1）だったから終わり方がとてももどかしいけど、シーズン1に続いてお見事な作品だった！
特に小ネタや散りばめられている「○△□」はゲームとしてのワクワクさを見せてくれる。
今回は、映像的細かい部分への着目ではなく、話全体を振り返った時のポイントのまとめ、って感じ。
にしてもコン・ユ、、、セミ姉、、、推しキャラのﾀﾋは悲しかった、、、

見どころ①　ファン・イノ（イ・ビョンホン）の活躍

シーズン2は、ほぼイノ（イ・ビョンホン）とギフン（イ・ジョンジェ）の仲を観察している感じだった。
イカゲームシリーズで「フロントマン」の名称でお馴染みのイノ。2ではゲームに参加してきているあたり腹黒いなと！！そして今回で分かったのは、001の番号は内部の人であること、そしてゲームを面白くするための重要人物であること。
ヒヤヒヤポイントが何回かあったのは覚えているだろうか？ギフンを思わず名前で呼んでしまったこと、5人6脚でコマを何回も失敗した(けど結局逆の手で成功しちゃう)こと、マッチゲームで同室の邪魔者をｺﾛしたこと、、、心の中で「めっちゃバレるかギリギリやん！」と叫んでた、、、

見どころ②　シーズン1と2での、「ゲーム」の意味の違い

シーズン1では、生き残るための個人戦という要素が強かったけど、シーズン2では、復讐をするための参加者vs運営陣のチーム戦感が強かった。
個人個人で勝って生き残るのも大切だったけど、力を合わせた方が生き残れるという、人間の団結力を感じさせる作品だったなと思う。
そして、ゲーム自体の韓国っぽい要素が減った印象。韓国の歴史や文化を知ってもらえる作品になったシーズン1とは違い、速く正確にやらないといけないハラハラ感を与えるゲーム要素を感じることが多かった。

見どころ③　シーズン2の終わり方と前後の話の接続

シーズン2を見た誰もが思ったことでしょう。
「え！？ここで終わるの！？」
期待値が爆上がりしていたのに不完全燃焼すぎることから評価が落ちていることもあるけど、個人的には1→2→3の流れ的にはとても良いと思う。

アメリカに渡ろうとした赤髪ギフン(シーズン1最後)→引き返してゲーム参加を決意(シーズン2冒頭)→ゲームの途中でシーズン2終了(シーズン2最後)→ … と続いていく。
私の考察としては、飛行機搭乗前に引き返したギフンの赤髪は、ゲームを続ける・止めるの投票の時の「○」と「×」の赤色のバツ、つまり間接的にNOという意思表現をしていると考えた。加えて、参加者の1人だったサノス(TOP)の紫髪に対比して、赤髪のギフンはアヴェンジャーズのアイアンアンを表しており、アヴェンジャーズ4のアイアンマンのような終わり方をするのではないか？と考えている。死なないでほしいけど、悪役がいればヒーローも必須でしょ！MCUをネタに入れてくるあたり世界的作品なんだなと改めて感じさせられる。
もう一つ考察として、製作陣の意図としてシーズン2の終わり方が「視聴者をイカゲームの中に閉じ込める」という意味があると思う。イカゲームの中に心を残す、つまり抜け出せなくしているのではないかと考える。見続けてほしいという意志ももちろんあるが、ゲーム参加者のように運営(ここでは本作制作陣)に制御されている感覚にしたいのではないかと思う。