母親の不調⑯ ~原因がわからない
今日はPET検査の日でした。
11時半からの予約だったので、母親を迎えに行くと、
朝食抜きということもあり、しんどいしんどい、とぐったりとしていました。
手術前も、手術後も、朝はとにかく調子が悪くしんどいそうです。
車の中で、母親が
「手術をしたらもっと楽になると思って楽しみにしていたのに」
と話していたので、泣きそうになりました。
受付をしてから検査まで、座って待つこともままならず、
横になれるリクライニングシートのスペースで待機をさせてもらいました。
PET検査は、3時間程度かかるものの、
基本的には寝ているだけなのですが、
脇の下や背中が痛いので、とにかくつらかったそうです。
人生で一番しんどかったといって戻ってきました。
検査後、高カロリーの飲料や、もらった軽食のパンを少し食べましたが、
帰り道の車の中でも、とにかくしんどそうで
はあ、はあ、と大きな息をしていました。
母親は、帰ってすぐに寝てしまいました。
アブレーションをしたら、楽になる、と聞いていたのに、
全然変化がありません。
もちろん術後しばらくは安定しないということは理解していますが、
それにしてもこんなに弱るものなのでしょうか。
むしろ、3月の入院する前のほうがもう少し元気だったような
気がします。
アブレーション後に楽になったという体験談は、ネットでもよく見ますが、
アブレーションをしてもつらいという体験談は目にしません。
そういう患者さんはいないのでしょうか。
今日の検査結果は来週の外来診察で教えてもらうそうです。
何も出ないとよいなと思う反面、
こんなに弱っているのに何も出ないわけはないかもしれない、
と考えてしまう自分がいます。
PET検査を勧められるのですから、
何かしら癌性のものがあるのでしょう。
とにかくそれが重篤なものでないことを祈ります。
まだ心臓が原因なのか、他の病気が原因なのかわからないし、
何もわからなくてとてもつらいです。
まだ母親は戦っているというのに、
私がこの辛さの乗り越え方がわかりません。
年を取ると大切な人がいなくなって、辛いことばかりなのに、
何のために生きていくんでしょう。