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夜のウォーキングに、僕が今夜、憂いを感じた場面(何気に、美しい心に照らされて)

さきほど夕飯を食って、夜のウォーキングに出かけたのだが、

女性二人を・・・、追い抜いてきた。

ウォーキングなので、こちとら足が速い、息も切れている。

女性が歩道を歩いているのを追い抜くことになるわけだが、

なんだか切なくなってきた。

どちらの女性も優しい、ピュアな心の持ち主なのだろう・・・、

追い抜くのに近くになると、

速度を緩めて道を譲るというか、半分恨めしそうに・・・、

でもそれよりも「ごめんね、疑ってしまって・・・」というような申し訳ない切ない表情で、追い抜いていく僕を見続けるのだ。

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ウォーキングを終えて、「暴漢かも」と、一応は疑われて切ないのではなく、

それでも一応疑って「ごめんなさい」という気持ちの伝わる眼差してこっちを見てくるから切なかったのだ。

どれだけ人権が与えられても、法律が進歩しても、

女はいつ男に襲われるかわからない。

その世の中の矛盾がやはり悔しくてたまらない。

そしてその女性たちの健気な眼差しが、ひどく胸に焼き付いて、

僕も本当に申し訳なかった。

だからと言って恋愛をさげすむのではなく、

ウォーキングの機会なんてなくなってしまえばいいと、投げやりになるのではなく

女性に逆恨みするのでもなく、

建設的に、譲り合う心が尊ばれる社会でありたいな、って、

切に思う。

だって、追い抜いていく時に見せてくれた女性の眼には、

努力したり、頑張っている(男の)人から、

楽しみを無残に奪うような存在でありたくないという何かが溢れていたから。

女性を社会的弱者というと、もうこの時代では非難を浴びてしまう場面もあると思う。でも僕も、何かで、社会的な弱者や、そんな美しい心を持つ女性たちの為に、仕事でもなんでも、尽くせることをして差し上げたい、そんな誓いを、今夜、感じる。

Rose

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