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ずぼら堂

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そうそう、ずぼら。ああ、ずぼら。 わかっちゃいるけどまた、ずぼら。 日常にぼらんと現れるずぼら体。そんなずぼら体を集めたずぼら堂。 どのくらいかといえば、◯◯なくらい。 主に自嘲…
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2018年10月の記事一覧

ずぼら堂_ずぼら体No.7

それがどれくらいかといえば、スパゲッティをゆとりの無いお鍋で巧みに茹で上げてしまうくらいのものです。

“巧みに”というところが肝で、10年以上家事をこなしてきた経験則により、ゆとりのないお鍋を使用したとしても美味しいスパゲッティを提供できてしまうのであります。

グツグツと沸騰する大きいお鍋にハラリとスパゲッティを放り込み、踊るように茹でてやれば、余裕を孕んだ美味しさに出来上がることは簡単に想像

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ずぼら堂_ずぼら体No.6

カルピスの5倍希釈用原液を計量カップにそそぐイメージで計測しちゃうくらいだ。

たとえ計量カップが手を伸ばすその先にあっても、だ。

1 、、、と、1、2、3、4、5。

プハッと飲み干すこどもたちの顔色に変化は無いかと確認し、よし今日も5倍成功とガッツポーズを掲げる。

この勘が鈍ることが無いようにと
今日も計量カップを見ては見ぬふりをするのです。

ずぼら堂_ずぼら体No.5

ずぼら堂_ずぼら体No.5

“コツのいらない天ぷら粉”、こいつコツがいるな。

とまぁ、食文化の利器に不満をもらすくらいさ。

ずぼら堂_ずぼら体No.4

ずぼら堂_ずぼら体No.4

どれくらいかといえば、食パンの袋を開け食パンを取り出し食パンの袋を閉じようとすると食パンの袋を留めるアレが99%の確率で見つからない、くらいだ。
いつも置いてしまいそうなところを見渡すも見つからず『またか』と馴れた手つきで袋をぎゅっと結ぶ無念さ。

日常の何かしらを端折っちゃって自分はなんとせっかちな人間なんだと思うことがある。が、先へ先へと急いでいるのかと聞かれたらそうではなく、そんな瞬間を堪能している気さえするこの体。おそらく『ずぼら』なんだろう。ものぐさな記録をマガジンにまとめてみました。マガジン『ずぼら堂』開放中。

ずぼら堂_ずぼら体No.3

どのくらいかといえばフットカバーが踵からはずれているにも関わらず意気揚々と闊歩できちゃうくらいだ。かろうじでつま先に引っかかるそれを土踏まずの下に感じながらコツコツとヒールを鳴らし爽快な笑顔をふりまく朝の背徳感。