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「決断のプロ」は「情報収集のプロ」であり「提案のプロ」だ。

今日の晩御飯どうしようかな、考えるの面倒だからまたイオンで買って帰るかな…と思いnoteに筆を進めます。晩御飯の決定って結構体力使いますよね。何作ろう、とか、昨日何食べたなぁ、とか。
毎日家族のためにご飯を作るひとは本当に尊敬でしかありません。

業務や自分の人生で「どうしましょうか?」「どうしたら良いか?」と会話の中で生まれ、自問自答する。日々は、決断の連続です。

・米国の研究によると、1日における人の決断回数は35,000回。
出典・引用:https://www.higooch.com/entry/decision-times

決断はとても体力を使いますが、一方で「決めること」に慣れさせてくれます。完璧な案を出さなければいけない、という「気合の一案」を出す体験も自己成長に生きている人もたくさんいるのでは、と思っています。

たくさん「決める体験」は、「とりあえずで出す試作案(プロトタイプ)」や「ダメだった時の代案」を生み出す体力もついてきます。。

本日より拝読しているのですが、「本質」にはさまざまな捉え方があり、そして本質を固める肝には「収集」にこそあるのではないだろうか、考えていました。

「本質」という言葉は使い古されているのか?

という側面もありますが、話し相手に対して「今のあなたにはこれが必要なはずだ」と料理を出すことこそ提案の醍醐味だなぁと感じているところです。うまく相手の好みにはまれば素敵だし、期待を超えて提案ができ感動の言葉をいただければまた明日から頑張れる。

こと「本質」に関しては、このような個人的な感情抜きにして「客観的に、再現性があるのかないのかの可能性を検討し、課題感に対しての暫定解」という意味で考えています。

市場の価格や価値が神の見えざる手で決まったと思いきや、理論だった再現性があり、また再現性がない領域もある。うまくいくときといかないときのシナリオを考えておき、改善をする。万人に平等に与えられた科学的な領域だと捉えています。

「本質」を提案するにはどうしたら良いのか?

例えば「情報収集」という言葉があります。一見、情報収集が得意だ、といえば、ただ集めるだけじゃないか、と捉えることもできます。でも、情報収集のプロがいたとしたらどんな人でしょうか。

・目的なき情報収集
・事実を知るための情報収集
・仮説を検証するための情報収集
・一般なのか特殊なのかを比較するための情報収集

独立した情報同士から加工する方法をたくさん知っている人かもしれません。


本書(深く、速く、考える。)では、「本質の提案」には2種類あると紹介しています。

・既知の資料を収集し、加工して提案する。
・新たな資料を作り出し、提案する。

後者こそ今後の時代に求められるビジネスパーソンの基礎仕事力、という位置付けです。まだ本書をすべて読んでいないのですが、先程の「情報収集のプロ」はまさに「既知の資料」と「得られる示唆から資料を生み出す」を往復できる力があるのではないでしょうか。

「インプット」以上に「アウトプット」は出ない。

提案や制作物・コンテンツを提案する際は、ゼロから何かを生み出す回数よりも、既知の情報や知見を元に加工して本件にあてはめられるか?と検討する回数が多い。伝えるツールが口だったり提案書だったりするだけで、自分のアウトプットは誰かのアウトプットの一部を必ずインプットしています。

ということは、やはりインプットの回数が少ないと、自分フィルターを通したアウトプットの質は落ちやすい。自分の付加価値がないうちは、「濾過」の逆のことをしているだけになってしまう。だからこそ、アウトプットを前提としたインプットは絶えずしなきゃいけないなぁ、と。

一次情報に触れることこそ最も純度の高い提案ができる、と仮定すると、それはなぜなのか。例えば目の前の人に聞くと言葉の抑揚や視線の動き、口数の多さ、表情など言葉以上の情報が詰まってるときとか。五感をすべて使い「情報収集」を行う体験はめちゃくちゃ貴重だと思うのです。目の前の人を納得させるのは何が必要か?という状況下で、初めて一次情報のありがたさを実感します。

だから業務でわからないことは業界の先輩に聞いた方が早いし、聞くことを恥じない精神は忘れないようにしておきたいと思います。短時間で的確なヒントを得るための「質問する力」もメキメキと伸びる。得られるものは少しでも多くしておく。

「情報収集のプロ」は「本質提案のプロ」

ぼくは提案をするとき、「提案」領域と「意見交換」領域を明確に分けます。相手の納得度や理解度が低い領域に対して、情報・知識の量を持っている側が「この場にいる誰もが納得しなきゃいけない空気」を作り出すのがとても苦手です。みんな納得して進行する方がハッピーだから、というふわふわとした理由ですが、もし自分が提案される側にたったとき、「意見交換が余地がある」方が納得して発注できるからです。(もちろん、ある領域のプロとしての立場で「決断屋」のような提案が求められる場合もあります。)

だからこそ、なぜ試作案が必要なのか、なぜ第二・第三の代案を持ち寄るのか、提案のプロは「情報収集のプロ」を極めた先にあると考えています。

とはいえ、では明日からプロで、となるのはやはり難しいので、「深く、速く、考えたい」という気持ちを行動に落とし込んで習慣化してみる、という自分スタイルを作ると続けやすいのではないか、と思っています。

1.漠然と既知のデータを収集する
2.目的を持って既知のデータを収集する
3.効率的に既知のデータを収集する
4.効率的に既知のデータを組み合わせて答えを出す
5.新たなデータを生み出す

今日の思考は今日のうちに。明日のヒントは毎日の振り返りから。

というわけで、本の続きを読んでいきます。

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