たかがSketchUp!されどSketchUp!⑦
さて今日はSketchUpとLandFormsのコラボで点群から地形データを作成して切り盛り道路を作る・・・作業を紹介します。
まず点群は静岡県のG空間情報センターさんからデータをDLして使わせていただきます。重宝しています!ありがとうございます!
ある山中の点群データをLandFormsにインポートします。地表面処理していただいているところも非常にありがたいです!
外周処理をして三角網を組みます。(拡大表示)
まず平面線形を組みます。今回は適当な位置でIP法による単曲線の簡単な路線にしました。
路線計算のパラメータで測点間隔は20m縦断方向への横断切り出しピッチは1mにしています。左右とも30mの横断幅です。
路線計算を行った状態から三角網縦横断コマンドを実行します。
3Dで表示するとこのように縦横断線がベッタリと地表面に張り付いて現況の縦横断データを取得することができました。
続いて縦断計画を立てます。
緑色の現況に対し黄色の縦断のFHとVCLを入力します。今回の縦断変化点は起終点を含めて5か所で最大18.6%の上り勾配です。
例によって1mピッチで計画高を計算します。
概算土量を計算してみました。不足土が49.0m3なのでまずまずマスカーブバランスが取れています。
土工の定規図を作成します。今回の道路は拡幅方勾配なしの左右の幅員が2mずつの4m道路にしました。
横断計画の画面です。現況横断とセンターの計画高が表示されています。
ここにLandFormsの一番の魅力、連続処理のパラメータを入力します。
先ほど作成した定規図に切土法面、盛土法面の形状を選択して開始ボタンを押下すると”Its show time!"
あっという間に1mピッチで切り盛りの土工横断図ができちゃいます。
土工の設計点群に吐き出してLandFormsに読み込むとこうなります。
このデータをSTL形式でエクスポートします。
エクスポートしたデータをSketchUpに読み込むとこうなります。
この設計データにSiTECH3Dで作った水路や擁壁などの設計データをを追加していくとよりリアルになります。
今回は、ほぼほぼLandFormsの使い方になっちゃいましたがいろいろなアプリを駆使して設計データとして、見える化してデータを扱うことで生産性向上につながると思います。