第3稿 「う」つす(写す)
今日は少し趣向を変えて書いていこうと思います。
ここでは、「あ」から順番に、それを頭文字とする言葉をテーマとして文章を書いていきます。
今日は3回目なので、今回のテーマは「う」つす(写す)です。
noteでも写真を掲載させていただいていますが、私の写真は建物の写真が多い。これ、自分ではそんなに自覚がなかったのですが、よくよくフォルダを眺めて見ると、本当に建物の写真が多いです。
どうしてなんだろう?
そう考えたとき、一つは、普段の景色の中でも、こんな角度から見ると面白いよ!って人に教えたい、その景色を見せたいと思っていること。
写真の枠という制限をどう使うか、目の前の景色をどう切り取るかで見え方が変わるので、普段何気なく見ているものでも、実はこんな景色だったんだということを見せたいと思っていること。
今の私の普段の景色の中に建物が多いので、建物の写真が多くなるのは必然。
そして、普段の景色をもっと見せたい相手は私自身でもあるということ。
私が私に対し、もっと周りを見ようよ、もっと面白いものがたくさんあるよ、と自分に教えたい。
というのも、これはきっと誰にでもあると思うのですが、「もう何もかもいやだ!」ってとき。
誰にも認められなくて、何もかもうまくできなくて、もう私なんていない方がいいのに…と何もかも嫌になって、当然、目の前の景色なんて見る余裕なんてなくて、視点が狭くなっているとき。
そんなときに、無理矢理に自分の周りを見渡すと、意外と自分の世界にも面白いものが存在していて、それに気付くことで、案外自分がいる世界も悪くないじゃないか、結構私頑張っているじゃないかと視点が切り替わったり…私はしています。
視点が変わると、見え方が変わり、見え方が変わると世界が変わる。
言ってみれば、自分で自分を励ます手段みたいなものです。
私は写真を撮ることでそれをやっていて、写真の枠の中に目の前の景色をどうおさめるかを考え、その景色を切り取ることで、こんな景色が目の前に存在していたのか、案外悪くない。そうやって自分を励まして生きています。
同じように、それは私の場所だけでなく、各々の日常の中にも存在していて、私の写真を見て、そんな見え方があるのかとか、そんな視点があるのかと、今自分のいる世界を見渡すきっかけにしてもらえたら嬉しいなぁ。そんなことを思っています。
あなたの今いる場所からはどんな景色が見えていますか?
いつもの景色、案外悪くないって思うことはありますか?
これにて今日の文章をおわりにしたいと思います。最後まで読んでくださってありがとうございます。
written & photo by Y.Megumi
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