［45本目］20201205 15回目のライブイベント

［44本目］20201204 京都へ、の続きです

この日は夜のイベント以外予定はなかったけど、なんとなく散歩がしたくなって朝から鴨川に向かう。

鴨川の映える紅葉の赤色、冬の寒さを少し感じながら川縁を歩くのはとても心地よい。この街に住んでいた大学時代は全然その良さを感じてなかったけど、歳を取ると世界の感じ方が変わるんだな。いや、もうね、鴨川なんて河原町で飲み会やって入るだけの川だったから、、、今考えたら、入っちゃダメだって鴨川には。

四条通に出て何を思ったのか東へ進み八坂神社へ。紅葉がすごい。

もみじとか紅葉で色づく木はもちろん京都以外にもあるし、紅葉を感じることはできるけど、京都のそれがどうして特別なのかやっと理解できた気がする。

円山公園を抜け、隣にある長楽館まで来た。ここ、大学時代のバイト先なんですよね。バイトしていた頃からある程度観光名所として存在していたけど、ここ数年でさらにその傾向が進み今では特別公開とかしている。ああ、あの和室かー。洋館で下のフロアはそれっぽい雰囲気なんだけど、上に和室と茶室があるんですよね。2年くらいバイトしてて、そこを使ったのは数回なんだけど、とーーーーーーってもステキな雰囲気の和室です。まあ、あの部屋には色々思い出があるけど、書くと長くなりそうだからまたいつか。

そして、一気に西に向かいこの日も四条堀川の麺対軒。この日は暖かかったんだけど、このお店の看板メニューでもある辛口生姜ラーメンを焼き飯とセットで。辛口と名付けているだけのことはあり、生姜のピリッとした味わいが特徴的なラーメンでめちゃめちゃ体が温まります。世界で1番好きなチャーハンは下北沢・珉亭の赤いチャーハンですが、2番目に好きなのはこの麺対軒の黒いチャーハン。ある意味ジャンキーな味わいなんだけど、それがクセになるんだよなー。

宿に戻ってイベントの準備をし、直線距離で50mの場所にある木屋町DEWEYへ。この日は3組の出演ということもあり、いつもより遅めの時間からリハーサルがスタート。電子てろてろ、かよこちゃん、そしてエクレアシティ・ボーイズの順番でリハを終え準備完了。本番を控え、飲み物を買いに外に出ると、何やら騒がしい。

河原町通にめっちゃ消防車が集結してる、、、あまりにその数が多かったので、その原因を探りに行ったら一つ上の筋で何かが起きていたみたい。ただ、火や煙や匂いがするわけでもなくさらに規制線が張られてしまって、現場にはたどり着けなかった。かなり近い場所だったから不安だったけど、まあ、どうしようもない。

この日の看板は、エクレアシティ・ボーイズで出演してくれるくぼ君が書いてくれた、めっちゃVVで素晴らしい。そんな、エクレアシティ・ボーイズからイベントがスタートした。

エクレアシティ・ボーイズというバンドは、この日出演する予定だったカトキットのこばやんのバンドで、ボーカルのあっけちゃんが入院してしまって出演できなくなってすぐにこばやんに打診して出演が決定。決定から1ヶ月でこの日が初ライブというかなりの強行軍になったけど、予想を遙かに上回る完成度のライブを見せてくれた。というか、こばやんセンスあるわ。まあ、メンバーがメンバーということもあり、この日にできる事をちゃんと準備してやってくれた訳です。あっけちゃんが書いてくれた曲もあって、当日はそれどころじゃなかったけど、今思い返すとめっちゃ胸熱だ。

続いて登場したのはかよこちゃん。pontとして316NIGHTには2回出演してくれているけど、ソロは始めて。東京でソロを見てオリジナルはもちろんなんだけど、カバーがとーっても良くてどうしてもソロで出てもらいたかった。ソロでeo Music Tryの二次に通ってるから、本当にその歌唱力は評価されているんだよなー。ウクレレ一本で歌う姿は、なんとなくつじあやのを彷彿とさせてくれるし、彼女を上回るパワーを与えてくれるうたを歌っている。今後の活躍にめちゃめちゃ期待しています！

ああ、3組だとこんなにすぐに終わっちゃうんだなイベントって、そんな想いがよぎる中、トリの電子てろてろのライブが始まる。1曲目が「ピンと」の時点ですでに泣いてる、スイッチングしながら泣いてる、、、。とにかくこの曲が好きなんですよ、ああああ。今この文章を書きながらこの日の配信映像を観てるわけですが、ドラムボーカルいしださん用のカメラアングルが最高すぎて、彼女の存在がより高まる結果になりました。一つ前のライブからサポートでキーボードが入ったこともあり、より音源に近い形でライブを聴くことができたのも大きいなぁ。あああ、ダメだ、これ書き始めるとキリがないよ、、、。

普段MCをしないいしださんが最後の曲の前で話し始めたことに驚いたけど、話した内容が内容だったからそれでまた泣けた。大丈夫、その願い必ず実現させてあげるから。そうそう、電子てろてろもeo Music Tryの二次に通過していましたが、なんと最終審査に通過してBIGCATでライブをすることに！　インタビューでもeoのことを聞いていたけど、正直決勝は厳しいだろうなぁと思っていただけに（めっちゃハードなんですよこの決勝に残るのは）、驚いたしとにかく嬉しかったなぁ。この日のライブを何度見ても、もっともっと多くの人に知ってもらいたい音楽であることは間違いないから、とにかくいい結果を残して欲しい。

集客はさっぱりだったけど、とにかくイベントの内容がよかったので開催して正解だった。アレのせいで、かなりプレッシャーがあったんだよね、、、。でも、2020年にライブイベントをやるってのは、そんなプレッシャーも背負わなきゃいけないってことであり、それでも音楽を止めなかった自分は絶対に正しかったのだ。

前回のDEWEYでのイベントに続き、自分は配信のスイッチング（カメラの切り替え）を担当。記録用の写真も撮りながらなので、ライブ自体をその場で感じられないのはちょっと残念だけど、配信で見ている人たちのためにできる限りのことをしました。今こうやって映像を見てるとスイッチングがいかに重要なのか再認識させられます、まだまだ精進しないといけないな。

この日のライブのダイジェスト版、折角だから貼り付けておこう。

この日も4kmちかく歩き、宿に戻り即轟沈です。

［46本目］20201206 京都の価値を改めて知る、に続く