いざ、宮崎へ。
宮崎旅行のきっかけ。
九州の代表的な観光地は、福岡だったり長崎だったり鹿児島だったり?
行ったことがある県で言えば、高校の修学旅行で北九州(福岡長崎熊本)、今年会社の行事で福岡に行ったくらい。
頻繁に旅行したい人種ではないので、関東以外の他県にあまり縁がなかったりする。
そんな自分が宮崎に行こうと思ったきっかけは、今年4月にあったアマチュアカクテルコンペである。
このコンペのカクテルを作るにあたり、メインで使ったブランデー『Bojo』を作っているワイナリー「都農ワイン」が、宮崎にある。
ゲストバーテンダーイベントを終えて、Ravenのいとうさん・さくらいさんと話しているとき「せっかく国内に生産者がいるんだから、連絡してみたら?思い入れもたくさんあるし、喜ばれるよ」と言われ、早速報告メールを出した。
info宛に出したはずなのに、まさかの社長さんから直々にお礼のお返事をいただいてしまった。そのあと、info(広報)からも別で連絡があり、ぜひメディアに載せたいと言っていただき。すぐにFacebookに掲載された。
機会があれば宮崎に来てくださいね、という社交辞令を鵜呑みにして、行ってきたわけです!
いざ、宮崎へ。
羽田から宮崎まで約2時間、都農駅まで約1時間。
当初は1泊2日で考えていたけど、家に猫をひとりで残して出掛けたくないので(過保護)、日帰り強行突破!
だんなとここまで遠出の旅行をするのは初めて。たぶん一緒に飛行機乗るの初めてだったな?
都農駅、ピッがないの知らんかったよ。宮崎空港駅でうっかりピッで入っちゃったので、乗車証明書をもらって現金精算。早速あわあわする……。
当日はあいにくの雨。徒歩で行くには知らなすぎる土地なので、潔くタクシーを呼んで移動。10分くらいだったかな?
ワイナリー到着。
「海の見える丘のワイナリー」が特色なのに、雨のせいで海見えん笑 誰だよ雨を呼んだの。ワイ将、雨女か?いや、たぶん違う。はず。
ワイナリーツアーを予約しておいたので、レジで会計してから少し待つ間に、物販コーナーを見ていたら、ありましたよ、Bojo!!!(そりゃあるだろ!)思わず、あった!と写真を撮ってしまった。
連絡していた社長さん直々に工場見学の案内をしていただき、雨が降ってるのに車で畑の様子を見せていただいて……至れり尽くせりすぎた!!!
楽しすぎるやろ!!!!!
お酒系の工場見学は初めてだったし!(今回本当に初めて尽くし)
フルコースで案内していただいて、どの話も「すごいですね…」しか言えない語彙力になるほどの、すごい最新の機械やすごい企業努力……。
7月末頃なら葡萄収穫期の前だから、葡萄がなっている状態の畑を見せてくれるとのこと……また来るしかないな?
テイスティング&ショッピング。
物販コーナーに戻ってきて、「それではテイスティングしましょう」といろいろなボトルを出してもらう。
正直、フレンチやイタリアンなどでワインを飲むときは、だいたい白を頼むことが多くて、赤ワインにはあまり縁がなかった人生だった。
が、ここで飲んだ赤2つがべらぼうに美味しくて、赤ワインってこんなに美味しかったんだ?!と自分の中の常識をひっくり返された感じ。特にピノノワール気に入った!
あと、サニールージュという白なんだけど旨味があるような、ちょっと日本酒感もあるものがあって、これは友達が気に入るだろうと。
都農ワインの看板とも言えるキャンベルアーリーはロゼワインで、香りが華やかで甘くて美味しい。これはRavenへのお土産にしよう!あと、牧内エステートの方が更に華やかでこれも友達用に。
あと、キャンベルアーリー100%のぶどうジュースも美味しそうで無意識に手にとっていた。ネットには出てないのかな?家に帰って早速開けたけど、高級ウェルチ!うますぎる!!!
「我、葡萄也!」と口に入れる前から主張している。色、甘味、香り全て高級感ある。これがワイナリーの作るぶどうジュースか。
「みずはらさんへ」と社長さんからいただいてしまった、Sweet Tsuno。サニールージュを氷結して絞った、甘いデザートワイン。ワイこれ絶対好きじゃん!!!
さらに「バーの方にお渡しください」と、梅リキュールのウメチェロを。Bojoベースの梅酒ってこと?!と、こちらもテイスティングさせていただき、こりゃ美味しいやばい絶対はまる!とテンション上がってしまった。
だんながいたく気に入ってた、月夜畑という芋焼酎もお買い上げ。ワイナリーの畑で芋も作ったの?!えっ、ワイでも飲める、どういうことなの……しっとりきれいな口当たりで飲みやすすぎる。恐るべしワイナリー……!!!
というわけで、全部で8本をお迎えしたのですが、流石に飛行機なので半分は配送にした。
みずはらさん、出番です。
「宮崎行くなら現地でカクテル作れば?」と唆されてそのまま実行に移した人です。
Bojo以外の材料を小瓶に移して持って行ったけど、あろうことかシェイカーとジガーを忘れてしまうという失態をおかす。あかんやろ!羽田に向かう道中で気付いて引き返せなかったので、行ったらなんとかなるかもと淡い期待を抱きつつ宮崎入りしたのでした。
「材料は持ってきたんですけど」と正直に話すと、どこからか社長さんがシェイカーを持ってきてくれて、どこからかデジタルスケールが出てきまして。至れり尽くせりじゃーん。すみません。
というわけで、生産者の方々の前で振ってきました。
超絶緊張した!!!だって、文字通り「Bojoを作った」人が目の前にいるんだよ?!やばいって。
無事に、「美味しい」いただきました。本当によかった……。しかも意図したところをちゃんと汲み取ってもらえて、普段から味や香りの研究をしている方々はやっぱり違うな、と。
その場にいらした他のスタッフさんたちにも飲んでもらって、「これがあのBojoカクテル」「飲みやすい」と言っていただけてよかった!ていうか皆さまカクテルのこと知ってくださってて本当に嬉しい!!!ありがとうございます!!!!!
最初のメールを送るときも超絶緊張したけど、勇気出してよかったなぁ……。
宮崎観光を少し。
ワイナリーで満足したあと、お腹がすいたので宮崎駅周辺でご飯を食べようと移動。
しかし、時間帯が微妙すぎてお店が開いてない。商店街もシャッター閉まってる。
と歩いていて、奇跡的に唯一開いてたラーメン屋さんに吸い込まれた。
とんこつベースの細麺で美味しかった!スープもくどくなくて、チャーシューがちょっと濃いめの味付けでバランスがよい。
おじいちゃんが一人でやってるのかな?常連さんらしき女性と話し込んでた。地元民のお店って感じした。
ワイナリーでお土産どうしようって話をしたら、お菓子の日髙のチーズ饅頭が美味しいよって社長さんが教えてくれて、ラーメン屋さんから近かったので本店に行った。(宮崎駅でも空港でも売ってたけど)
そのあと、また商店街を通って駅前まで。
東京帰還。
一番遅い便で帰って、そのままRavenへ。
きっかけをもらったのがRavenのコンペだし、早く話をしたかったし、お土産もいただいていたので。
社長さんからRavenへウメチェロをいただいたので、「これでカクテルを作ってください!」とお願いした。
*右:いとうさん作
ウメチェロ、Bojo、ハリナシバチの蜂蜜、レモンジュース
さっぱり梅と蜂蜜の酸味が引き立つ1杯。ウメチェロのベースブランデーであるBojoも一緒に使われているのがポイント。粋!!!
*左:さくらいさん作
ウメチェロ、ベルモット、コアントロー、オレンジビターズ
しっとりとした甘味と香りがよい1杯。ウメチェロの味をメインに考えられてるのが一口でわかる、優しいカクテル。
どちらも美味しかった!
いつも、なんでもないように、簡単そうに作ってくれるけど、実際に考える立場に立ったら全く簡単ではないので(知識や技量、その人が好きそうな味など知っているかどうかなど)、バーテンダーって本当にすごい。SUGOI。
ちなみにお酒を持ち込んで「これでカクテル作って」と頼むのがちょっとした憧れで、今回2回目なんだけど、何回やってもわくわくどきどきするね。信頼関係ないとそういうの頼めないし。
みずはら家からのお土産であるキャンベルアーリーのワインは、宮崎noteが投稿されてからその紹介と一緒に開けますね、と言われている。都農ワインに興味が出てきた人は頼んでみてね。
充実しすぎた1日だった。
都農ワインの皆さま、お仕事の合間にいろいろお付き合いいただきありがとうございました!全てが新鮮で楽しかったです!葡萄がある時期に再訪したいです……!!!
Ravenのいとうさんとさくらいさんも、背中を押していただきありがとうございました!
カクテルコンペからこんなに派生するなんて、思いもしなかった。優勝するところからそうだし、ゲストイベントがあんなに盛り上がったりも。それだけ思い入れは強かったし、それだけは誰にも負けない自信はあったけど。
でもまさかそれで宮崎に行くなんて誰も思わなかったよね。ワイも思わなかったよ笑
行きたい気持ちはあったけどいつ行けるかな、とうっすら考えてたけど、「誕生日プレゼント代わりに宮崎連れてって」と思い付いたワイまじgood job!!!
数あるブランデーの中から、Bojoを選んでよかった。
それでは、こちらの写真で締めたいと思います。
人間の都合など知らない猫。
都農ワイン、バーテンダーの諸先輩方「Bojo」へ、敬意を込めて。
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