【オススメ映画】起業には常に困難がつきまとい、どんな時も未来への可能性を信じて投資し続けた者だけが創業できるという話
みなさん、こんにちは。三上結香です。
今日は久しぶりにオススメ映画を。先日、スペインに行った時に飛行機の中で見た映画についてご紹介します。
スペインまでは片道約20時間。エミレーツ航空だったおかげで、日本ではまだ公開されていない映画も見ることができました。そのうちの一つがこちらです。
Bezos: The Beginning
ジェフ・ベゾスといえばAmazon.comの創設者であり、現在は世界的に有名な資産家の1人でもあります。2023年現在で1,491億ドル(約21兆円)。そんなジェフ・ベゾスがAmazon.comの立ち上げの話が映画になっているということで、早速視聴。感想は、やはり創業者ならではの話でとても面白かったです。
30歳で独立を決意したジェフ・ベゾス
最初に驚いたことは、ジェフ・ベゾスが独立を決意したのが30歳だったということです。マイクロソフトを立ち上げたビル・ゲイツが起業したのは19歳。アップルのスティーブ・ジョブズは21歳、グーグルのラリー・ペイジは25歳、そしてフェイスブックのマーク・ザッカーバーグは19歳、スペースXのイーロン・マスクは24歳、と、アメリカを代表するGAFA等の創設者たちがいずれも10代や20代の早いタイミングで起業している中で、ジェフ・ベゾスが30歳で起業したことを映画で初めて知りました。
さらに、その起業もなかなか決意ができず、奥さんの背中押しによって決意をしたという点もとても親しみを覚えました。30歳で、しかも結婚していて既に家族を支えなければならない状態からでも十分可能性があるということですね。
反対されることが当たり前の創業期
インターネットの時代が来ることを読み、本屋の在庫問題に目をつけたベゾスはインターネット上で本を売ることに可能性を見出すが、なかなか周囲に理解してもらえませんでした。
当時ベゾスが勤めていた会社の上司には「君は野心があるのだから、そんな本を売るなんてアイディアに留まるな」と言われたり、出資をして欲しいと片っ端から電話をしたが誰からも出資をしてもらえなかったり。実家にも頭を下げに行くものの、理解してもらえませんでした。(お父様から親子として金銭の協力は得られましたが。)出版業界の人からも疎まれ、「インターネットで本を売るなんて、誰も成し遂げたことがないから無理だ」と言われていたベゾスを見て、やはり最初は反対されることから始まるのだと改めて感じました。
今までにないものを生み出そうとしているからこそ、今までの基準で判断しては意味がない。しばらくして危機感を感じた出版業界の人がベゾスに1億円投資すると言った際、「あなたは過去を生きている」と言い放ち、その投資を断った時は、痺れました。
可能性にどこまで投資できますか?
天才的なプログラマーを採用し、奥さんも含めてほぼ無休・無給で立ち上げたベゾスたちは、やっとAmazon.comが形になるところまできました。テストリリースをして、初めて発注が入った時の感動はどのビジネスにおいても同じで、初めてお客様が来られて購入された時の感動、初めてご予約が入った時の感動、初めて仕事仲間ができた時の感動、いずれも初めての時の感動に勝るものはありません。
そんな中、プログラマーがベゾスに対して、「人生かけてAmazon.comの立ち上げに費やしてきたのにも関わらず、なぜ自分はFounder(創設者)ではないのか?」と質問したのです。たしかに、一緒に作ってきた仲間であるから、創設者と言っても過言ではないでしょう。
しかし、それに対するベゾスの回答がまた痺れました。「なぜなら君が契約締結の際にそれを言わなかったからだ。君は当時、そこまで可能性があるとは思っていなかったのだろう。」
うまくいくかどうかわからない時には投資をせず、うまくいくことがわかってから投資をするのでは、創業者にはなれない、ということです。
もし私がベゾスの立場だったら、プログラマーの功労に報いて考慮しそうだと思ったところをベゾスが一蹴したのを見て、創業することの意義や創業者としての在り方をもっと指導する必要があると感じました。インターネットの時代が来るかどうかもわからない、立ち上げようとしているビジネスがうまくいくかどうかもわからない、お金もない、時間もない、仲間もいない、ないもの尽くしの状態の時に、「可能性がある」と信じて投資をしたものだけが創業者になれるのだと改めて学びました。
まとめ
ジェフ・ベゾスの立ち上げ時期の映画を見て、起業・創業は泥臭いものであることがよくわかりました。世界有数の資産家になっている今では、まさか昔、妻と車中で生活していたとは想像しがたいでしょう。ジェフ・ベゾスでも周りから否定的な意見を言われたり、反対されたり批判されることがあるのだということもわかりました。
彼は、そういった困難を乗り越えた人だけが成功を手にすることができるということを証してくれています。困難を乗り越えるに値するビジョンがあり、野心があり、可能性を信じていたからこそだなと思いました。
友人でも「ビジョンが見えない」「ビジョンがわからない」などという人が時々いますが、私はそれは非常にもったいないことだと思っています。ビジョンがないと誰かのビジョンに巻き込まれる人生になります。ビジョンがわからないと無駄な時間を過ごすことにもなります。
一度きりの人生ですから、自分の人生を大成功させるためにも、信念を持って仕事をし続けたいと思っています。この映画は改めて決意をさせてくれる映画でしたので、ぜひ観てみてくださいね。
駄文になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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