銭湯日記♨️蒲田温泉さん(東京都大田区)
大田区といえば黒湯温泉の銭湯が有名ですが、その中でも最も有名なのが蒲田温泉だと思います。公衆浴場なので、他の銭湯と同じく500円(サウナ代別300円)で入れる浴場ですが、黒湯温泉に入れる銭湯はなかなかありません。
加えて、お客さんと会話をしていて、皆さん蒲田温泉さんの黒湯ファンであることが伝わってきます。
「ずっと整形外科に通っても治らなかった神経痛が、蒲田温泉に通うようになってからブロック注射が必要なくなった」
「ここのお湯に入るようになって腰痛が治ったのでもうやめられない」
「冷え性が治ったし風邪ひかなくなった」
時々通う私がちょっと会話を交わしただけでもすごく熱量の高いコメントを聞くので、蒲田温泉に通う方は熱心なリピーターが多いようです。
蒲田温泉さんの泉質は、掲示によれば重曹泉(アルカリ性炭酸ガスを含む)。現在ではナトリウム-炭酸水素塩泉と呼ばれているようです。温泉については初心者なので、もっと勉強したいなあー。
私の聞きかじり読みかじりの知識で恐縮ですが、何となく分かったことは「アルカリ性のお湯で皮膚表面の角質をやわらかくする効果がある=美肌の湯と呼ばれている」ことと、「新陳代謝を活発にするので火傷や慢性皮膚病に効果ありと言われている」ことでした。下記は付け焼き刃の知識を胸に、実際に蒲田温泉のお湯をいただいてみての私の感想です。
感想1: とにかくあたたまる
低温湯と高温湯に浴槽が分かれていますが、どっちも熱いです。(低温湯:42〜44℃くらい)それに温泉成分が加わり、半端なく温まります。冬に入りたい温泉銭湯上位に食い込みます。
感想2: 黒湯が濃くて入った瞬間から皮膚がなめらかになった気がする
大田区は黒湯温泉が豊富で、いろんな銭湯で黒湯をいただくことができますが、蒲田温泉さんはそのなかでも抜群の濃さです。お湯に手を沈めて3cmも沈めたらもう自分の手が全く見えなくなります。
感想3: サウナ、あつ湯からのが水風呂の温冷交代浴が最高
黒湯のあつめのお風呂に加えて、蒲田温泉さんのサウナもとても気持ちいいのです。最近リニューアルされたようでまだ新しい木の匂いがします。女湯は90度ぐらいでいい感じにあたままります。温泉でもサウナでも身体があつあつにあったまった後、水風呂をいただくと最高に気持ちいい…!外気浴スペースはないのですが、ととのい椅子が浴室内にありますし、洗い場の風呂椅子や、脱衣所のベンチで休憩も可能です。控えめに言って天国です。
遠くの温泉まで行かなくても、東京都内に温泉に入れる銭湯は蒲田温泉さんを筆頭にわりとたくさんあります。あなたのお家の近くにも温泉銭湯があるかもしれません!
蒲田温泉さんはその中でも、「温泉効果が本物」と常連さんたちは口を揃えておっしゃる銭湯です。みなさん、きっと効果が本物だからこそ常連さんになったんでしょうね。私も折に触れ、蒲田温泉さんのお湯をいただいています!2階には宴会場もあり、湯上がりに美味しく楽しい時間を過ごせます(名物メニューは釜めしと汐焼きそば)ので、蒲田が遠い方は日帰り旅行で、或いは飛行機の旅の途中、羽田空港から足を伸ばして行ってみてはいかがでしょうか。