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Xをアンインストールしたらちょっとだけ生活が改善した
先日、Xをアンインストールした。
結果的、この試みは大成功でSNS依存から少しだけ抜け出せたような気がする。
朝、起きるとともに開くのがXだった。
「フォロワーのポストを確認しないと」「おすすめに何か有益な情報が流れてくるかも」という思いから、義務的にチェックしていた。もちろん出会えて良かったと思う情報もあるが、ほとんどが心を蝕む余計な情報だった。
男性叩き、女性叩き、誰かが炎上したという情報、自分を客観視できない婚活アカウント、嘘まみれの広告など。
今考えれば見ても何の役にも立たない情報を朝から摂取し、どんよりした気分で1日が始まることがほとんどだった。気づけば数時間が経っていて、布団の中でXを見ているだけで午前中が終わるなんてこともあった。気分が重苦しくなり、自己肯定感が下がり続ける日々。人生の浪費。
やめるきっかけは、ながら見していたYouTubeから流れてきたとある発言。
「SNSはスマホからアンインストールして、どうしても見たければブラウザのみにしよう」というもの。
辞めるならアカウントを削除するしかないという短絡的な思考しか持ち合わせていなかった自分には盲点であり、衝撃的な発言だった。アプリをアンインストールすればいいのかと。
いつもならこの手の話を聞いても「自分は違う!」と実践しないのだが、本当にXで疲弊していたのだろう。すぐにアンインストールした。
ついでにキリがいいからと1月1日に始めたゲームアプリもアンインストールし、イライラしながら遊ぶことの多かったゲーム機も売りに行った。
Xもゲームアプリもゲーム機も始めたからずっと続けなければと惰性で続けていたが、辞めても何の支障もなかった。むしろ余計な情報に心を蝕まれることがなくなり、イライラすることも減り、良いことばかりで生活が改善し始めた。
すぐに確認しなければ人生が終わるレベルの情報なんかXには流れてないし、遊ばなければ人生が終わるゲームなんてのも存在しない。
ブラウザを開くという手間のおかげでXを見ることは減ったし、ゲーム機がなくなったので本を読む時間が増えた。
SNSで人生を浪費している間に29歳になってしまったが、生活の中でXやゲームに重きを置かなくてもいいのだと思うと心が軽い。我ながら気づくのが遅いな。