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日常のすべてが取材対象になる

書くと決めてから、書くことに関する本を手あたり次第に読んでいます。
そういえば、ずっと読まなきゃと思ってた本があったことを思い出しました。

積読の山の一番下から発掘。
辞書みたいに分厚い本で、少し読み始めたものの読みさしのままになっていました。
当時はきっと、今ほどこの本を必要としていなかったんだね。
奥付を見ると2021年の出版。
2年も寝かせてあったようです。
しおりの代わりに挟んであった紙を外して、最初から丁寧に読みなおしています。

おぼえておこう。ライターに必要なのは、情報を「キャッチ」する力ではない。そんなものは検索エンジンにでも任せておけばいい。能動的に読むとは、情報を「ジャッジ」することだ。自分なりの仮説を立てていくことだ。

古賀史健『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』ダイヤモンド社 より

日常のすべてが取材対象になりうる。
ただ見たままの感想で終わるのではなく、普段から「観察-推論-仮説」の順で考える習慣をつけておくべきと書かれています。

「あれ?」と思ったことをそのままにしないことはもちろん、どうしてそうなっているのかの予測をして答え合わせをするまでが取材。
なるほど! 深掘りできない悩みを解決するヒントになりそうです。

わたしの場合、毎日たくさん考えているのに、ほとんど忘れていきます。
観察から仮説まで立てられたとしても、次の日には忘れてしまうことも多いんです。
これは、メモの練習をするしかない。
メモリが少ないなら増設するしかありません。
どう使おうか迷いながら半年すごした手帳。
ネタ帳として使えばいいのでは?

たとえば、1日3個、その日気になったことを考察する。
それは大きな事じゃなくてもいい。
ゲームみたいで楽しそう。
今日からやってみよう。

「好き」で満たす暮らしを目指しています。