詩から学べる英語(カナダ小学生の宿題)
ずっと下書きに眠っていた話。去年の冬、自分の部屋でゆっくりしていると、リビングから途切れ途切れの英単語と、誰かが大爆笑している声が聞こえてきた。
なにが起きているのか全く想像がつかなかったが、あまりにも楽しそうだから気になって覗いてみると、一緒に住んでいる家族の子どもが何かを唱えながらテーブルの周りをぐるぐる回っている。
謎の英単語を真剣に唱えながらテーブルの周りをひたすら回っている少年と、笑いすぎて死にそうになっている大人。なんとも奇妙で愉快な光景。ちなみにその時はもう夜の10時ごろだったと思う。
こんな夜遅くにその子は何をしていたのかというと、明日の授業で暗唱しなければいけない詩を必死に覚えていたらしい。彼が選んだのは冬の好きなものの詩。なかなかかわいいチョイス。
簡単な詩だけれど、意外と知らなかった言葉も多いことに気づいた。例えば「Evergreen Trees (常緑植物)」「Thermostats (エアコンやヒーターの温度調節器)」「Sunset Blaze (燃えるように鮮やかな夕焼け)」。
声に出して読むと、リズミカルな詩になっていてついつい口ずさみたくなる。一番のポイントは「Hot Cocoa」。「ホットココア」ではなく「ホッコーコー」。どうしてもちょっとキメた感じ😎になるのが面白い。
そして彼が詰まると、みんなで「あぁぁ😩」と一致団結。こういう時ってもう何が起きても面白くなってる。(笑)
私も小学生のときにはいっぱい詩を覚えたな〜と懐かしい気持ちになりつつ、人が一生懸命詩を暗唱してるのってこんなにおもしろかったのかと、当時の真剣な自分が少し笑えて愛おしく思えた。
カナダの夏はもうほぼ終わりを迎えているけれど、過酷な冬の前に楽しい思い出を振り返る。
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