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【旅日記】京都・修学院離宮見学

先週は、火曜に時代祭を見て一旦自宅まで帰ったあと、金曜日に再び新幹線で京都へ。土曜にあるとあるパーティーに行くのが主目的でしたが、せっかくならと前日に前乗りしました。

もともとは違うところに行くことを考えていたのですが、タイトルの通り、修学院離宮へ。
時代祭を一緒に見た友人に強く強くお勧めされたのが修学院離宮です。
京都は、天皇・皇族の由緒ある場所ばかりなのですが、その中でも以下の4箇所は一般の見学を宮内庁が認めています。

  • 京都御所

  • 京都仙洞御所

  • 桂離宮

  • 修学院離宮

このうち、京都御所は開館時間であれば、自由に見学することができ、その他の3カ所は事前申し込み・抽選制となっています。
この事前申し込み、以前はハガキを書いて申し込みスタイルだったのですが、今ではWebから申し込みできるようになって、だいぶ申し込みやすくなりました。とはいえ、その分、抽選に当たりにくくなったという話も。。。

修学院離宮をお勧めしてくれた友人も、今月行きたかったけど(とはいえ、何回目か)、抽選に外れたとか。

でも、事前申し込みしていなくても、実は当日受付枠というのがあります。いつもあるのか、私はそこまで完璧には確認していないのですが、平日であれば大概枠があるようです。
当日どのくらいの枠があるかは、各見学時間ごとの残数が当日の朝にWebで公開されます。当日受付は、現地での受付となるので、これを見て、チャンスがありそうなら行ってみるという形です。

今回、京都に向かう新幹線の中で、当日受付枠をチェック。京都駅着が12時頃の予定でしたので、チャンスは、午後13:30と15:00の2回です。
幸い朝時点での情報では午後2回とも10人程度の枠がありました。そうであれば、なんとか13:30にチャレンジして、ダメなら時間を潰して15:00をという作戦しかありません。
残数情報は正午すぎに再度発表されるので、それも確認。13:30の回は残数7となっていました。

とにかく、早く受付できるかが勝負。なので京都駅から修学院までの最速ルートを検索します。バスは時間があてにならないので、この日は却下。
京都から地下鉄2本と京阪、叡電と4本乗り継いで修学院駅まで約30分。たくさん乗り継ぎますが、一つの列車には数分未満しか乗らないので、こんなものです。とにかく最短乗り継ぎ。
修学院駅から離宮までは緩い上り坂を約20分。
少し汗ばみながら、13:10分頃、なんとか受付前に到着。
「当日枠まだありますか」と思わず少し遠くから声かけてしまいました。

すると、なんとラスト2でした。
なんとか間に合った感じ。受付終わる頃には次の方が来ていたので、ギリギリって感じですね。

ちなみに、これら宮内庁管理の庭園見学などでは、ひとりひとり写真付の身分証明書の提示が必要です。運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど。
そして、門の入場、退場の人数を、皇宮警察がカウントしています。
さらに、園内の事務所棟で再度受付と身分証確認して、ようやく待合室に。

時間になると宮内庁の案内人が注意事項など伝えて、見学開始となります。
ちなみに、注意と言っても、みだりに庭園に入るな、アップダウンがあるので足元に注意とかというレベル。写真は自由、距離あるので飲物飲むのも自由ですと言ったところ。

修学院離宮は、江戸時代に後水尾上皇によって作られたもので、明治時代に皇族から返還された土地・建物含めた上離宮、中離宮、下離宮から成り立っています。メインは広大な庭園をもつ上離宮。
これを下離宮から順々に見学していきます。見学コースは全部で3.2キロあると言ってました。

下離宮・寿月庵

それぞれの離宮の説明は、私にはよくできないので省略しますが、どれもお庭と庵の組み合わせになっています。また襖絵や棚などの調度も立派なものでした。

中離宮・客殿と楽只軒
中離宮・客殿の装飾

中離宮のあたりから上離宮の間には、広大な農地、主に田んぼが広がっています。ここも宮内庁敷地ですが、戦後に国が買い上げて付属農地として景観保持に努めているそうです。ちょうど稲刈りの真っ最中でした。

離宮内の農地・稲刈り風景

上離宮は浴龍池を中心とした庭園です。茶屋の窮邃(きゅうすい)亭は調度保全工事中で見学できませんでしたが、隣雲亭から見る庭園は素晴らしかったです。
そして数十メートル登ったところにあるため、京都市内を一望できる場所でもありました。遠くは大阪のあべのハルカスまで見えます。

上離宮・隣雲亭からの眺め

見学はその後、池の周囲をぐるっと一周して終了となりました。

上離宮・池の周囲


見学時間は約80分、アップダウンもあり、なかなかいい運動にもなりました。



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