忙しい時間にゆとりを【花やふる道具日記】
花と古道具を扱う店で働く私が営業中にふと考えたこと
店主っていいね
人物を紹介するときに肩書きがあると便利だ。
一言で理解できれば受け手にとっては楽。
逆を言うと、自分を一言で表さなくてはいけない分、
非常に難しい作業のように思える。
自分自身は、己のいろんな面を見ている。
一言にすることで、多くの部分が削れてしまう。
SNSのプロフィールだって、私にとっては書き記すことが難しい。
これでは十分に言い表せていないような気がする。
だったらいっそ名乗らないでいたい。
今まではそう考えていた。
あるとき店主という言葉が目についた。
○○店主とは、肩書きとしてシンプルであり多くを語らずにコンセプトを伝えられる。
店のあり方がその人の考えそのものであるから。
この経済圏の中での自分の意思表示ができる。それが店だと思う。
だからこそ、面白い個人商店がたくさんできればいいなと思うし、
そのためのツールが程よく解放されていればいいなと思うこの頃。
神経がつながっただろうか
最近は書くことが思いつかない。
なので、自分が書いたものを見返した。
以前は疑問に思ったこと、感じたことに素直に反応している。
最近の自分は、鈍くなった。
仕事と神経がつながらずモヤモヤしている時期があった。
なれたことで、環境の変化や自分の反応に鈍くなってしまったようです。
どうすればこの状況を脱することができるのかな。
ゆっくり歩く
忙しいと感じると、いろんなことの時間を短縮したくなる。
食べる時間、寝る時間、歩く時間。
そうすると不思議なことにもっと時間が足りなく思えてくる。
誰にも同じ24時間を与えられているわけなので、
時間が足りないと感じているのはこの私自身なのである。
晴れた日はいつも自転車に乗って通勤しているが、今日は自転車を引いて歩いてみた。
頬に当たる風も歩けば優しく、
澄んだ空気に遠くまで見える山々をよりゆっくり見ることができた。
ゆったりと過ごすことで、普段より倍の時間がかかっているのに
時間が足りないという意識はなかった。
忙しい忙しいと、いろんなことを省いていって最後に何が残るんだろう。
せっかく生きているんだからゆっくりと今しかない時間を味わいたい。
今日も読んでくれてありがとうございます。