舞台『お勢、断行』
舞台『お勢、断行』を観てきた。2020年2~3月に上演を予定していたこの舞台は、開幕2日前、新型コロナウイルス感染症の拡散防止のためツアー公演含め全公演を中止した。ついに、2年越しを経て。待望の上演に至った。演出に劇団『ペンギンプルペイルパイルズ』を主宰をしている劇作家・演出家の倉持裕さんを演出におき、音楽では、椎名林檎さんや多くのアーティストとコラボをしている斎藤ネコが担当している。主演に、倉持裕さんの作品に2度目の参加の倉科カナさん。脇も豪華で、江口のりこさん・福本莉子さん・堀井新太さん・池谷のぶえさん・粕谷吉洋さん・千葉雅子さん・大空ゆうひさん・正名僕蔵さん・梶原善さんであります!!!ありがとうございまぁぁす!!!
人間のことを特別怖いとは思ったことはないけど。まぁ色々思うことがあったとしても怖いと思ったことはない。ズルいなと思ったり、滑稽だなと感じることがたまにあったりすることもあるけど。でも、きっとそれは私に対しても思われたりすることだったりするんだと思う。ある意味、人ってのは必死になっている時って真っ直ぐになってしまうよね。真っ直ぐって綺麗な言い方をさせていただきました。
日々生活をしていて思うのが、日常生活でも、ネットでも、テレビの中の事でも。なんでも正確に答えを知りたがる世界だなと思う。そんなに全てを知りたいんだろうか。昨日まで、大好き!素敵天才みたいな対応だったのに、少しでも何かがあったら、一字一句説明をし、社会的に抹消みたいなことが多いなって。やったことに対して肯定も否定もするつもりは私はないんだけど。もし、私自身がその対象の人と面識があってそれなりに関わりがある人だったら、本人に何かしらの言葉をかけると思うけど。全く関わりがなかったり、面識があっても関わりがない方の事は何も言えないな私は。その人のことを知らないし、どういう経緯でそうなったのかとか分からないじゃないですか?それに、全て解きたい、分かりたいなんて無理なのに。世間は知りたがる。そして、次に問題や何かがおきたら話題がそっちに行く。それはただの話題提供と変わらないんじゃないかなと思うよ。悲しいことだわ。でも、現実にそこらじゅうにそんなことが起きてる。そういう話をしている場にいたり、聞いたりすると耳を塞ぎたくなるよ。
決まって自分が優位に立ちたいという気持ちが入っているのだ。それにつけこんで利用する人達もいる。それも優位に立ちたいという気持ちが入ってる。お金の事情が入ると余計そうなのだ。実に滑稽だ。恐ろしいな。私は絶対そうなりたくない。確かに生きる上でお金は必要だし、ないと生活が出来ないのが人間なんですよ。悲しいことに。でも、お金に目が眩むと、お金に飲まれるんですよね。そんな人を私は何度か観ている。目の色も変える。その瞬間残念に思う。あーあなたもそうなのかって。飲まれないように気を付けてと思うけど、その時点で飲まれているんですよね。うん。
そうならないように気を付けよ。
倉科カナさんは、本当に舞台の上に立つと美しい。スポットライトが似合う。今日もそう思った。スポットライトに当たるために生まれてきたんですよ。確信してる。私は倉科カナさんのそういう姿をずっと観ていたい。本当に美しかった。素晴らしい舞台でした。
ありがとうございました!!!