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東京国際映画祭2020 佐久間由衣

東京国際映画祭2020『君は永遠にそいつらより若い』を観てきた。佐久間由衣さんと奈緒さん初共演作品である。佐久間さんが主演とはなっているが映画を観た私からするとダブル主演と言って良いんじゃないかと思う。と言うか言いたい。言わせて欲しい。では、良いですか?ここからは長いだけです。申し訳ないけど。よろしくお願いいたします。


こちらの作品。元は小説が原作で、津村記久子さんという方のデビュー作品である。去年『君は永遠にそいつらより若い』を実写化する事、佐久間さんが掘貝役、奈緒さんが猪乃木さん役をすると知ってすぐに、原作を読んだ。最初に読んで率直に思ったのが主人公の掘貝は私に似てる。執着する様で執着しない所とか、行動力があるくせに肝心な時に行動できない。とりあえずこれくらいにしておこう。私の全てを話してしまいそうだ。実に、危険である。だから、掘貝の行動が分かるし、こう言うんだろうなと思ったら同じニュアンスの事を発していた。反対に猪乃木さんは、危なっかしい所とか何処かに孤独さが見え隠れしてるんだけど、猪乃木さんには包容力みたいなものを感じた。掘貝が執着するのも何となく分かる気がする。きっと、猪乃木さんが近くに居たら私も好きだと思う。

しかし、小説の実写化というのは実に面白いと思っている。今回東京国際映画祭2020でこの映画を観て改めて思った。私はその小説に対して抱いている世界観を壊されたくない人間なので基本的に、その作品が未読なら読まないまま映画を観に行く事にしている。読んでしまったら自分の中で映像を作り上げてしまう癖があるから危険なのだ。でも『君は永遠にそいつらより若い』というフレーズを見て、あらすじを調べたら読みたい欲が抑えられなくて、気付いたら探して読み始めていたよ。人間関係や執着、自分に対しての劣等感・コンプレックス、昔のトラウマ、ネグレクト、自殺・リストカット、童貞・処女、暴力、レイプ、大丈夫じゃない大丈夫。。。。実に痛くてもどかしい。誰しもが持っている解消しきれない何かを掘貝が、、、猪乃木さんが代弁していた。



だから、どう実写化していき、私の思う世界観と近いのか。吉野監督が思う小説の世界観とは、、、。佐久間さんが思う掘貝とは、、、奈緒さんが思う猪乃木さんとは、、。すごく興味を持った。(長いなぁ。もう1000文字近いよ。笑う。雑談ですか?)

率直に言おう。めちゃくちゃ良かった。2時間の中で納めるから出てこないシーンや出てこないキャラクターも居るけど。小説に忠実だった。まぁ私は佐久間さんが引くほど大好きなので盛大に美化して見えているの否めないけど。でも、以前にTwitterで話した事がある。誰が出演していようが、つまらないものはつまらない。面白いものは面白いのだ。だから私の中での『君は永遠にそいつらより若い』の世界観と映画が似ていたのかもしれない。


一番びっくりしたのが猪乃木さん役の奈緒さん。私の頭の中で動いて居た猪乃木さんその者だった。少し警戒する様な態度、困った様な顔、ふとした時の包容力。少しばかり佐久間さんに嫉妬した。その芝居を近くで見て、俳優としてその芝居を受けれる佐久間さんに嫉妬した。なんなら『君は永遠にそいつらより若い』の製作陣に嫉妬する。映画の裏方の仕事が心底したかった。話が逸れた。でも、したかった。話を戻すね。もうとっくに1000文字越えているんだ。
佐久間さんも良かった。佐久間さんって。何て言えば分かりやすいかな。演じている人物が、自分の事を打ち明けるシーン。うーん。何か違う。語彙力。そういう所だよ嘘つきみーくんよ。自分の内面さらけ出すシーン。一緒だな。うん。とにかくそういう芝居が上手い。決してやり過ぎないし、感情も小さすぎない。絶妙なとこ突いてくる。だからスッと芝居が私の中に入ってくる。今回そういうがシーンが沢山ある。最高発狂したい。最高に大好き佐久間さん。ふぉぉぉおおお!!!!!!すみません。取り乱しました。

東京国際映画祭2020に行けて、佐久間由衣さんと奈緒さんと吉野監督の話も聞けて、『君は永遠にそいつらより若い』を最速で観れて幸せだったな。来年公開したらまた、大きなスクリーンで観たい。劇場が変わると映画の感じ方って違うんだよ。知ってる?
最後に佐久間さんと奈緒ちゃんが、とてつもなく発狂するくらい可愛かった。

ありがとうございました!

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