映画『コットンテール』
すごく良い映画に出会いました。とても静かで、少し怖いような人間映画に出会いました。今日はその映画について話したいと思います。はい。すごく素敵な物語。ね。では、よろしくお願いしますね。うん。
https://youtu.be/jVEbhqNgvGc?si=VNzD5tSihG6VU6UG
※ピーターラビット。
ビアトリクス・ポター氏の児童書に登場する主役であり、シリーズ作品の象徴となっている。1983年にビアトリクス・ポター氏が友人の息子に宛てた絵手紙が原型である。1902年には初本「ピーターラビットのおはなし、ピーターうさぎ・ピーターうさぎのぼうけん」が出版された。シリーズ累計発行部数は全世界で2億5000万部を越え、一作目の発行部数は全世界で4500万部数を越えた。
※ウィンダミア。
イギリス最大の自然湖で全長18㎞超、最大幅1、5㎞。ウィンダミア湖とも呼ぶ。現在の間氷期が始まり氷河が後退してできたU字谷に水がたまってできた。ケンダル・ウィンダミア鉄道の支線が1847年に延伸して以来、休暇や夏の別荘地としてイギリス国内で人気のある場所のひとつになっている。また、ピーターラビットの故郷・誕生の場所とも言われている。
「コットンテール」
イングランド北西部に広がる湖水地方は、イギリスで最も風光明媚なリゾート地と知られる。その起状に富んだ美しい自然をカメラに収めた、この作品は、日本人キャスト。リリーフランキーさん。錦戸亮さん。木村多江さん。高梨臨さん。恒松祐里さん。工藤孝生さんといった実力派キャストに、イギリスの新鋭監督パトリック・ディキンソンさんがタッグを組んだ国際的な合作プロジェクト。東京からイギリスへと移しながら家族の愛と生を紡ぎ上げたロードムービー仕立てのヒューマンドラマである。ワールドプレミアである第18回ローマ国際映画祭では絶賛を博し、最優秀初長編作品賞に輝く快挙を達成した。(出典元 映画コットンテール公式HP)
~あらすじ~
60代の作家、大島兼三郎(リリーフランキーさん)の最愛の妻、明子(木村多江さん)が、闘病生活の末に息を引き取った。埋めようのない喪失感に打ちひしがれた兼三郎は、生前の明子が寺の住職に託した一通の手紙を受け取る。そこには明子が愛したイギリスのウィンダミア湖に、遺灰をまいてほしいという最後の願いが記されていた。兼三郎は遺言を叶えるために、長らく疎遠だった息子の慧(錦戸亮さん)とその妻さつき(高梨臨さん)、4歳の孫エミとともにイギリスへ旅立つ。しかし互いにわだかまりを抱えた兼三郎と慧は事あるごとに衝突し、単身ロンドンから湖水地方に向かった兼三郎は、その途中で道標を失ってしまい……。(出典元 映画コットンテール公式HP)
『家族(かぞく)』という意味を辞書で調べて見たんだけど、この物語にしっくりくる文章は「夫婦」「親子」という関係を中心とする近親者によって構成され、相互の感情的な絆に基づいて日常生活を共同に営む最も小さな共同体である。 うん。まぁこの文章が全くぴったり合ってると言われると些かばかり疑問ではありますが、近いんじゃないかなと思います。うん。家族というものは、凄く難しいものだなと思います。夫婦、親子言えども人と人ですから、100%分かり合えるものではないかもしれない。それに、関わりたくないから会わなくて良いと簡単に言えるわけではないですし。逆にもっと関わりたいと思っていても、上手くコミュニケーションが取れないと歩み寄れない人達もいるかもしれない。ていうか、後者の人が実は多いんじゃないかなと思っている。いや知らんけど。でも、私自身もそういう時期があった。でも、そういう時って、私自身も相手もなのかは分からないけど。言いたいことが上手く言葉が発せれないし、相手の言葉を上手く変換できない。歩み寄りたいと思っているのにどうして?ということばかりを感じてしまうのですよ。もどかしいですわ。なんか思うに歩み寄りたいと思うのが強すぎると、肩に力が入りすぎてしまうのかな。それは違うか。うん?どう思いますか?
正直、家族だから本当のことを言えるなんてことは全く思わないけど。むしろ、家族だからこそ大事なことを言えない時があるんじゃないかなって。自分は、彼らにとってはとか。話してもいないのに、会話を交わしてさえいないのに。もしかしたら、彼らは自分と関わりたいって思っている可能性だってあるのに、自分が遠ざけてしまう。なんてジレンマなの。実にもどかしいですわ。どうすれば良いのだろう。この世で一番難しい人間関係っていうのは、『家族』だよね。近いからこそ距離がわからなくなる。近いようで実は遠くて。ね。もどかし(2回目)。
うーん。でも、こう考えるようになったということは私も『家族』が、何だかんだ好きなのかもしれない。ブラコンだし。弟がかわいい。本当にかわいい。いくつになっても私にとってはかわいい。腹立つこともお互いあるけど、割りと仲が良いのではないかと思っている。わからないけど笑そういうものなのか。わからないくらいが丁度良いのかもしれん。
長くなってしまったけど、最後に一つだけ話したい。若い頃の明子も中年になった明子のも。全ての行動、視線とか。言葉全てが兼三郎に対してラブレターだとしか思えなかった。全て自分の為じゃないの。まぁ、少しは自分の為もあったかもしれないけど。だけど、それは全て家族にとってはプラスになってる。私、そんな強くて熱いラブレターなんて知らない。そんなラブレター初めて呼んだ。素敵だった。本当に美しかった。女性を美しく感じることが出来る物語が私は本当に大好き。元気になる。愛だなと感じました。ありがとう。
『コットンテール』。今年の年間ベストに入ると思う。2回観た。凄く良かった。みんな良かった。木村多江さんと、恒松祐里さん最高に可愛くて、芯が強くて。凄く惹かれた。素敵でした。
また、パトリック・ディキンソン監督の作品と機会があったら、また出会いたいです是非。よろしくお願いいたします。
ありがとうございました!!!