見出し画像

【BEATちっぷす#13】失敗しないサンプリング音源の選び方レシピ☆

Y.K.Beatsです。
今回は、失敗しないサンプリング音源の選び方レシピ☆を紹介♫

Boombapビートメイカーにとって欠かせないスキルがサンプリングですよね。

最近は、多様性があってサンプリングソースがレコードとは限らなくなっています。

僕の場合は、
・レコード
・CD
・serato djでのスクラッチ
・YouTube
・ゲーム
・netflix
・フィールドレコーディング
・iPhoneで録音した居酒屋の音
・サンプル音源クラウド
などなど

もう、音が鳴ればなんでもありです!笑

Boombapビートメイキングにおいて、サンプリング音源選びは、料理でいうところの食材選びのようなものです。

選び方一つで、ビートの味が大きく変わってきます。

今回は、そんなサンプリング音源の選び方を簡単なレシピ形式でご紹介しますね♫

材料(音源)

ベースとなるサンプリング音源

ジャズ、ソウル、ファンクなどのレコードが定番。
特に、70年代〜80年代のレコードは、温かみのあるアナログサウンドが特徴で、Boombapにオススメ。

あと最近では日本のレコードをチェックするのも、かなり良いですね。

でも正直レコードをあんまり持ってない、若い方ならお金が無くて買えない。

こんなときは、SPLICEや他の音源クラウドを利用するのもオススメです。僕も今はSPLICEをかなり多用しています。

あと、レコードもレア音源などではなく、数が多く出回っている安いレコードにする。

あとはYoutubeやNetflixといった動画配信サイトの音源をサンプリングするのもかなり面白いです。

特にYoutubeは、持っていないレコードの音源などもあるので幅が広がりますよ。

選び方
選び方に関しては、本当にそれぞれのビートメイカーによるところではありますが、僕なりの選び方のポイントを紹介しますね。

僕はそのままループで使うことが少ないですし、選び方を意識したことはないのですが、振り返ってみると自分なりの基準があるなと思いましたので、そこを共有しておきますね。

☆Y.K.Beatsのサンプリングソース選び方☆

とにかく音楽を聴きまくって、そこからインスピレーションを得ます。
これは皆さん一緒ですよね!

なので、そこから先のポイントを紹介します。

①展開が多い部分を使う

サンプル元の楽曲の展開が多い部分をサンプリングすることが多いです。
展開が多いと、細かくチョップしたときに違うコード進行やメロディラインに弾き直しできる場合が多いからです。

また自分のビートに展開を付けて、ビートの変化をたくさん作ることができるのも魅力的ですし、かなり音楽的でいい感じです♫

②色んな音やノイズが混ざっていても気にしない。

僕はサンプルを選ぶとき、メロディや雰囲気を重視するのでドラムがガンガン鳴っていようが、ノイズが入っていようが、針飛びしようが気にしません。

③気になったら、まずサンプリングしてみる
僕のように弾き直しを多用するスタイルの場合、サンプルをチョップして弾き直してみるまで、そのサンプルが本当にイケてるかは分からないです。

めっちゃいいやん!って思っても、サンプラーで叩いてみると何となくダサイとかww

よくありますよね?笑

だから、やってみてから考えます!笑

④サンプリング音源の元が何かはどうでもいい
「ヒップホップは、レコードからサンプリングしやなあかんやろー!!!」
そんな方とは残念ながら意見が合いません!笑

僕はビートが自分好みでカッコよければ、素材は何でも全く気にしません。

どちらかというとアングラソウル系からサンプリングするのが好きですが、それはあくまで一部の話で、アニメのサントラも使うし、YouTubeも使うし、70年代のオーディオテスト用の音楽じゃないレコードなんかも使います。

バラバラにして使うので、サンプル元を聴いて驚く人も多いですよ。

⑤ドラムを装飾するイメージで選ぶ
これもY.K.Beats節全開な話ですが、僕はハードなドラムを、サンプリングした上音で装飾するイメージでサンプルを使う感覚があります。

なので、具体的なメロディラインが無いものでも、雰囲気と音程がマッチする音であれば意識して拾うように選んだりもします。

またbpmがあまりにも違うサンプルもストレッチせずに使ったりもします。
これも意外なグルーブが生まれたりして妙にハマるときがありますよ。

以上がY.K.Beatsのサンプリング音源の選び方です♫

ドラム音源


ドラムのサンプリングソースも同じです。

僕はブレイクビーツをバラバラにチョップしたものをエディットして使うことが多いですね。

これもレコードに限らず、いろんなものからサンプリングします。

でも楽なのは、SPLICEですね。
圧倒的に早くていい音になる!

ブレイクビーツまんま使いもヨシ、バラバラにするのもヨシ、双方の組み合わせも面白い!

どんなサウンドになるかは、あなたの腕次第だ!!!

雰囲気の音

僕は作ったビートに雰囲気を加えるために、いろんな音をループさせることが多いです。

例えば、レコードノイズを意図的に足すなどですね。

先日の記事でローファイヒップホップというジャンルについて書いたのですが、調べると意図的にノイズを足して暖かみを演出しているらしいです。

もはや、僕もローファイヒップホップなのかと思いましたよww

雨の音や道路の車が走る音、居酒屋なんかも面白そう!笑

いろんなものをサンプリングして独自のグルーブを作ってみてくださいね♫

作り方(サンプリング)

①サンプリング音源を聴き込む
音源全体を聴き、使いたい部分を特定する。

サンプリング
サンプラーに、使いたい部分を流し込んで録音。

③音源の使い方を決める
録音した音源を、どんな感じで使うか決める。

④ピッチやテンポの調整
ビートに合うように、ピッチやテンポを調整します。

⑤チョップなどの加工
僕の場合は、ほとんどの曲で音源をチョップして作ります。
そのままループが良ければそのままでもOK!

⑥加工
アタックとディケイなどで音の調整。
クリアすぎるならフィルター、ビットレートを落とすなどの調整。
その他、最近の機材であればEQ、コンプレッサー、リバーブなどを使って調整。

⑦組み立て
あとは切り出したサンプルを組み合わせて、ひたすら打ち込む!
最近はマウスでポチポチと簡単に打ち込めたりもしますが、ここはBoombapビートメイクなので、サンプラーのパッドをビシビシ叩く、叩く、叩く!!!!

こうして見てみると、かなり行き当たりばったりな作り方ですねw

おすすめのレシピ(ジャンル別)

クラシックスタイル

ジャズレコードからサンプリングした温かみのあるベースラインと、ソウルフルなボーカルなどを組み合わせるスタンダードなスタイル。

モダンスタイル

70~80年代のサウンドと、現代的なドラムブレイクを組み合わせる。

実験的なスタイル

ノイズやフィールドレコーディングなどを加えて、独特な雰囲気を出す。

まとめ

サンプリングは、無限の可能性を秘めた音楽制作手法なんです。

いろんなレコードなどの音源を楽しく聴いて、自分だけのレシピを開発してみてください。

ポイントを押さえれば、誰でも簡単にオリジナルのBoombapビートを作ることができます。

あなたのビートを聴けるのを楽しみにしています♫

それでは。


ビートメイク初心者必見!
Boombap、90sのドラムサウンドの作り方を音源付きで解説♫
▽▽▽▽▽

Boombapビートメイカーの役立ちレシピを紹介♫
音づくりで困ったら、これを見よう!
▽▽▽▽▽

Y.K.Beatsの配信音源はここからチェック!
コラボオファー待ってます♫
▽▽▽▽▽

いいなと思ったら応援しよう!

YKBeats
読んでいただきありがとうございます!ビートメイクに役立つ情報をモリモリ紹介して多くのグッドミュージックが生まれたらいいのに!って思ってます。サポートが溜まったら活動に充てたいと思います♫