2021→2022
前回の更新からはや1年。
2022年が明けてからはや1週間。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
昨年はバングラデシュで、今年はネパールでの年越しとなり、日本のカレンダーからは久しく遠ざかった生活を送っています。
まだまだ社会的に状況が落ち着かないなかで、こうして活動の現場で事業に向き合えることは本当にありがたく、幸せなことです。
ネパールのお正月は4月中旬にあるため、1月1日のお正月は特にこれといったことはなく、通常通りに動いています。
2020年4月に、いまの所属先である認定NPO法人e-Educationにネパール事業担当として入職したものの、現地への渡航がなかなか叶わず、1年と9ヶ月越しにようやく渡航することができました。
同じ南アジアとは言えど、バングラデシュとはまた違った空気が流れているこの国での生活は、毎日が刺激的で学びが多く、すでに大好きな国のひとつです。
こちらのソウルフードとも言われるモモは噂に違わずおいしく、毎日でも食べられます。
(実際、毎日のように食べています、、)
年の入れ替わりということで、簡単に2021年の振り返りと、2022年への想いを残しておこうと思います。
2021年振り返り:「渡」
ちょうど1年前の記事で、2021年を「渡」という漢字を3つの観点で選んでいました。
ネパールとバングラデシュ、ときどき日本。
いろんな制約もあり、すべて思うようにいったかと言われると、そうではありません。
しかしながら、バングラデシュには2ヶ月前後の出張を2回、そして、念願のネパールにも12月から滑り込みで渡航することができました。
まだまだヒトの自由な移動は難しさがありますが、いつ戻って来られるか分からないからこそ、現場にいられる時間をこれまで以上に大切にしよう、という想いも強くなりました。
“Pay It Forward”
これもありがたいことに、各種イベントや講演に呼んでいただくこともあり、いまの自分を築いている大きな要素のひとつである大学生時代のウガンダでの経験をはじめ、いまの仕事やこれから挑戦していきたいことなどをお話しさせていただく機会がありました。
また、バングラデシュでの大学受験支援事業では、塾のように物理的に施設を運営をする形であったものをオンライン完結のものにするという大きなチャレンジもありました。
心強い現地の仲間たちのおかげで、延期に延期を繰り返し、約1年間にも渡る大学受験支援を通じて延べ「252名」の受験生を応援することができました。
ここ数年間は、毎年約50名前後を対象としていたことを考えると、かなり大きなチャレンジだったなと思います。
大学受験の結果報告に、わたしの想いも少しだけ添えさせていただいております。
ちょうどよいときに、ちょうどよく。
特に、遠隔で事業を推進する現地の仲間たちとのコミュニケーションにおいては、自分のところで物事がストップすることだけは避けたく。
いつでもボールが来ていいように、来たボールはすぐに投げ返せるように、かなり意識して時間管理をしていました。
そんなことを意識してきたおかげで学んだこともあります。
端的に言うと、上記のような動きをするためには「余白」を常に持っておく必要があるということ。
これは自分にとってはかなりハードルの高いことで、「余白を保つために、しっかりと休息もとること」は今年からの大きな課題のひとつです。
2022年は「紡」ぐ1年に
この1年は、e-Educationの仕事においても、個人的な仕事においても、大きな動きがある気がしています。
そんな時間を丁寧に生きるためにも、この漢字を大切に過ごしていこうと思います。
コトを紡ぐ
バングラデシュ事業の自走化、ネパール事業の基盤づくり。
担当国の事業における大きな目標に到達するために、この1年はとても重要になると感じています。
これまでの活動を通じて蓄積されてきた組織のノウハウや経験と、自分を含む、いまいるメンバーの想いや輝ける領域とを、ひとつひとつ手繰り寄せてコトを動かしていく。
そんな想いを込めました。
ヒトを紡ぐ
対個人においては、特に一緒に働く仲間たちの過去から現在、そして未来に対してどのような想い、考えを持っているのかを、より深く知っていきたい。そのために対話やコミュニケーションの場づくりをしていきたいなと。
そうして、より深い関係性を築くことのできた仲間たち同士が、これまで以上にお互いの個性を活かし合えるチームとして動いていけるように、チームビルディングやコミュニケーション文化の醸成を意識した立ち回りをしていきたい。
彼ら彼女らが将来、人生を振り返ったときに「延岡と一緒に過ごしたこと、仕事をしたこと」が思い出されるような時間を一緒につくっていこうと思います。
コトバを紡ぐ
「余白」をつくるという意味でも、自分自身との対話の時間をしっかりと確保しようと思います。「今年こそは」と毎年言ってはいるものの、離れがちになっていることからも逃げずに、意識的に外に出していきます。
積極的なアウトプットは、積極的なインプットをすることと同義だと考えているので、ここは工夫をしながら自分らしいやり方を改めて考えていこうと思います。
最後に
今年は「紡」ぐ年に。
これを書きながら、どんな1年になるのだろうと、すでにわくわくが止まりません。
これまでよりも少しだけ高い頻度で、みなさまの目に入ることもあるかと思うので、その際はあたたかく見守ってやっていただけるとありがたいです。
みなさまも、素敵な1年を過ごせますように。
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