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山形県の新米地域おこし協力隊5週目、本屋さんスタート!
ついに、本屋さんスタート!
協力隊生活も5週目。1ヶ月が経過したなか、猪突猛進で、自分でも信じられないスピードでものごとが進んでいる。
その中でもトップレベルに猪突猛進なプロジェクトは本屋さん「かぷりば」の立ち上げ。東京世田谷区の「WARP HOLE BOOKS」さんにお手伝いいただき、本を仕入れ、5月3日開催のかねやま「街市」で遂に出店となった。
1ヶ月でここまで来れるとは、という驚きと、自分が「こんなことしたい」と漠然と思い描いていることが少しずつ形になっていく喜び、と同時に今後どうなるのかしらという不安。でもこの3年間は人生が取り返しのつかないことにさえならなければ、どうなってもいいやと割り切っている自分もいる。食べてさえいければ。
そして、こうして本屋さんをひとつ形にできたのは私の力ではまったくなく、「WARP HOLE BOOKS」の皆さんのおかげである。自分の実力でゼロから作り上げているわけではないが、一緒につくろうと言ってくれる仲間を得られるような活動をしてきたのは誰でもない自分。素晴らしい仲間に巡り会えた自分のことは褒めたいと思っている。
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4月30日(火)
今日からがっつり街市の準備かと思いきや、今日は当日の打ち合わせだけで、テントなどの準備は明後日。思いのほかパソコン作業に熱中できる一日だった。
街市はかなりの出店者数に加えてステージイベント、綱引き大会、抽選会など盛りだくさんな内容で、どう考えても開催前1週間はてんやわんやだと思っていたが、そんなこともないのが不思議だった。
https://www.facebook.com/events/1828418854329678/
そもそも私の担当ではなくて上司の神沼係長が調整などしているのもあって、大概のイベントはメイン担当がめちゃ忙しいだけでそれ以外の人は当日までは手伝いくらいしかすることがない。
逆に当日はメイン担当は暇であった方がよくて、何かあったときにすぐ行けた方がいいし、何もすることがないということは何も問題が起きていないということだから、一番最高の状態ということ。
私が前職でワークショップやら何やらしていた時は、1週間前からバタバタしていたし、段取りも下手だったし、当日うまくできるか緊張して眠れなかったし、当日一番動き回っていたのは自分だった。イベント回すの下手だったなあ(反省)。
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5月1日(水)
今週は自分の本屋の準備にそわそわしていて、SNSやnoteに手をつけられていない。本屋の横でしおりづくりのワークショップを協力隊の活動として行う予定で、その試作品づくりはいまだにしていない。すべての準備がギリギリすぎる。マイマイにつくってもらっているかぷりば出店時に配るフリーペーパーの本格準備や出店の宣伝もなんなら今日スタートした。さすがにギリギリすぎる。
でもなんか、このギリギリ感が好きというか。文化祭の直前の感じというか、事前に準備はしてきたけど足りないところはいろいろあって、直前にめちゃいいことを思いついちゃったりして、「これはどう!」「これはどうする!」って連絡取り合ってみんなで役割分担してつくっていく感じ。
学生でも社会人としての仕事でも、こういったギリギリ感がある方が楽しいし、ギリギリから生まれるいいものがあると思う。すでに決められた型があって、その通りに進めて余裕を持って準備を終わらせて、あとは特に何も考えないというのは素晴らしい段取りができた仕事の仕方だけれど、直前で踏み出せるもう一歩というか、荒削りでも最後の詰めまで持っていくというのができない。
かぷりば通信は見事にギリギリ作成になるけど、当日見た人が「これめっちゃいいじゃん!」と言ってくれて、「これは昨日の夜完成してね〜」「直前で思いついちゃって〜」みたいな会話が生まれた方が、仲間とつくっている感があるし、より良いものが生まれる時もあると思う。
という、ギリギリの言い訳。
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5月2日(木)
街市前日、テントや椅子などの搬入、のぼりの作成など力仕事が続く。でもみんなでやるから楽しい。お昼は神沼係長に奢ってもらった。やっぱりみんなでやるっていうのが一番安心するし楽しい。イベント大小は関わらず、困った時に頼れたり、手伝って欲しいと気軽に言える関係性の人がいるのはとても安心する。やるのも自分、責任取るのも自分、説明責任も自分、っていう状況だと、萎縮してしまってできることもできない気がする。
自分でなんでも出きる、成果さえ出せばいい、というスタンスは、特に地域の仕事だと危険だと思う。地域はひとつの組織みたいなもので、ひとりで成果を出せる人より、組織のなかでうまく立ち回って人を巻き込んで成果を出せる人の方が強い。みんなでやりたい、という思いは、これからも大切にしていきたい。
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5月3日(金)
本屋さん初出店の日に感じた思いは以下にまとめています。
とにかくできてよかったし、マイマイにスペシャルサンクスです。
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