【日式中華】ガチ中国と日式の差すんごいからnoteにしてみた。の話。

ガチ中華の紹介noteなので日本人が誤解しまくっている中華料理について書いてくことにした。

日本人の感覚と中国人の感覚、そしておれみたいにどっぷり中華の海に浸かっている日本人の感覚でいろいろと書き殴ってみた。

。。。書き殴ったからドヤぽくなってる表現があれば許して遣わせ🙏💦

炒飯

中国人が炒飯を食べているのは一回しか見たことがない😅

仕事仲間の浙江人が目の前で炒飯を頼んで「え？炒飯て中国人もたべるの？？」と言ってしまったくらい珍しかった。

ちな、彼はいつもセブンとファミマとマックのローテで生活しているらしい。

ちな、中国で炒飯が有名な地域はおれが知る限りは2地方しかなくて、江蘇省の揚州と福建省にある福州の二箇所だけ。

それぞれ揚州炒飯と福州炒飯といって、福州炒飯はあんかけ炒飯。

たまに福建炒飯と表記してる店があるけど、正しくは福州炒飯というらしい。

そして福州炒飯はほとんどの店でなぜか広東料理にカテゴライズされている。

エビチリ

そもそも中国にはエビチリがない！という中国人と、エビチリは広東料理だ！という中国人がいる。と思う。

おれの経験則だとエビチリの原型となった料理は【干烧虾仁/がんしゃおしあれん】という料理で見た目はエビチリだけど、作り方がぜんぜんちがうし味もけっこう違うと思う。

マニアな説明をすると干烧というのは調理法の一種で、焼き方の一つ。

フランス料理でもグリルとかソテ、ロティとか火の通し方に種類があるけど中国料理もフランス料理と同じくらいの調理法がある。

ちな、ユーリンチーの油淋はフランスならポワレに近いのかもしれない。

天龍菜館の油淋鶏

油をかけて皮面をパリパリにするのだ。

だからガチの油淋鸡には衣はついてなかったり、薄めになっていることが多い。

上海蟹

【大闸蟹/だーじゃーしえ】といわれるカニだけど、日本ではブランディングで上海蟹とされている。

なのでこれを知らん中国人に上海蟹といっても100%伝わらない。

原産は上海近所の江蘇省の川でとれるカニで、上海の名前が入ってるほうがわかりやすいから上海蟹になったんだと勝手に思っている。

東京ディズニーランドのような感覚。

春巻き

これもほとんどの中国人は食べない気がするし、おれもお店で頼んだことほとんどない😅

中華街だとガチ中華店でも春巻きやシューマイを販売してるけど、隣の関内とか都内のお店だと春巻きもシューマイもない。

おれはほとんど見たことがない😅

美味しい春巻きやシューマイを食べるなら、手作りと書いてあるお店がよいと思うよ🙌

焼き餃子

中国人は焼き餃子を食べないというのは、ここ数年で有名になってきた話だと思う。

で、焼き餃子は中国大陸で5000年間どスルーされ続けてきた料理だとおれは思っている。

ガチ中華で餃子といえば水餃子か蒸し餃子だし、餃子を食べる地域の人も限られている。

常食としては。

別noteにもしようと思っているけど、おれ的には焼き餃子ほど食べたくない中国料理もないのだ。

だって、油でコーティングされてるから酢や醤油などの調味料を弾きやすいし、味自体がそこまでしない(と感じている)から、おかずにするにはしんどいのだ。

子供のころから餃子とおでんが食卓にならぶ夕飯はハッキリいって好きになれなかった😅

味の薄いおかずで白米。。。はちときつい。。。と思うのはおれだけかな。

そもそも餃子は炭水化物である皮を美味しく食べるための料理だから、おれら日本人でいえばおにぎりとか寿司とかが近い感覚なのだと思う。

それをおかずに米を食べるから、中国人の感覚では「餃子定食はあり得ない。。。」という感覚らしい。

麻婆豆腐

これはガチな中国料理店にもおいてあるけど、やはりオーダーしている中国人はあまり見たことがない。

特に四川人の感覚だとカンタンに作れるものだろうし、自分の家の味付けが好きという人が多いだろうから飲食店までやってきて注文するのはなんだかなー。。。という気持ちになるらしい。

ちな、四川人にとっての辣油は日本人の感覚ではしょうゆくらいベタな調味料だからどこの家のキッチンにも完全常備されている。

おれは四川人でも中国人でもないけど冷え性に効果ありなので辣油は1Lボトルで、花椒も胡椒のビンにいれて持ち歩いている。

カバンの中は常に花椒の香りで人によってはキモいと感じるかもしれない。

…四川人から見ても。

その他

他にもいろいろと日本でバイアスがかかっている中国料理はたくさんある。

町中華、日式中華に慣れているとガチ中華店に入って何を注文すればいいかわからんくらい見たことない料理が並んでいると思うし、メニューを見ても知っている料理がない状態というくらい、日中の認識に差があったりする。

杏仁豆腐も元々は北京の宮廷料理だから、庶民が頻繁に食べることはないし、生活に定着しなかったんだと思う。

昔の人類の科学力で杏仁豆腐を作るのはたぶんすんごい手間がかかったのかもしれない。

メンバーシップではマニアなnoteもやっていくので、興味がある方や、ほんとに美味しい店を味わい尽くしたい方は覗いてみてくれればと🙌

知識があるほど美味いものにありつけるのも中国料理の醍醐味だとおれは思っている。

…一日三食中国料理が原因で離婚した男がいうんだから間違いないだろ。