自分の性的志向の話
まず初めに、せなさんとは。ざっくりね。
・女性である。
・幼少期に男の子に間違われて以降、間違えられたい欲求を抱えながら今を生きる。
・ピンク色やスカート、ロングヘアー等、女の子の代名詞のものが苦手。
・「可愛い」と言われたくない。気持ち悪い。それは女の子に対する言葉だろって。
・生粋の腐女子(BLが大好き)。
・男の子とも女の子とも付き合ったことがある。
・興味本位で致したことがある。なんなら一ヵ月も在籍しなかったけどお風で働いたこともある(金に困ってたわけでなく本当に興味本位)。
そんな人間です。親とあの子がこれ見てないことを祈る。
2023年6月、自分はアセクシャルなんじゃないかと思い始める。
検索して出てきたどの『アセクシャルとは』にもほぼほぼ当てはまらなかったけど、とある方のはてなブログにたどり着いた。
ほぼほぼ当てはまった。
自分がアセクシャルかどうか悩む腐女子がひとりごと言うだけ - オタクが口の中でモゴモゴ言ってたことを文にするところ (hatenablog.com)
↑の方。
せなさん語彙力ないから自分の言葉で発信したり自分自身を理解するのが難しかったけど、この方が全部言語化してくださった。神すぎる。
自分の人生、いろいろ思い返してみる。飛ばしてもらって全然構わないです。
・女性である。
女の子として産まれました。アルバム見てたらノリノリで七五三で着物着てる。普通にスカート履いて、二つ結びしてる。まだ自我のない頃。
・幼少期に男の子に間違われて以降、間違えられたい欲求を抱えながら今を生きる。
幼稚園転入する前後くらいに祖母と共に来たスーパーの食器売り場のボウルを一人で見てたら当たってしまったらしく、ガチャン!と大きな音が鳴る。『直さなきゃ~』と片付けかけたら店員が飛んできて、せなさんが売り物で遊んでると思ったのか「僕、ダメだよ」と。あっち行きなさいと声を掛けられる。紛れもなくこの時、性別を間違われることに快感を覚えてしまった。この頃から『男になりたいな~』とうっすら思うように。
・ピンク色やスカート、ロングヘアー等、女の子の代名詞のものが苦手。
小学校入ってから現在まで、ショートヘアーで過ごす。フリフリの、見るからに女の子が着るような服が無理だった。暖色系より寒色系を好む。ランドセルでさえ黒がよかったが周りの目も気になり渋々赤に。胸の発達もBくらいで止まって、そこは助かった。
・「可愛い」と言われたくない。気持ち悪い。それは女の子に対する言葉だろって。
男の子は「かっこいい」、女の子は「可愛い」と言われるのが普通。しかしせなさんは男になりたい。だからかっこいいと言われたい。しかし丸顔でよく笑う子(自分で言うなて)だから「可愛い」が先に来る。とても嫌だった。
・生粋の腐女子(BLが大好き)。
当時イナズマイレブンが好きで、親のPC借りてpixivでイラストを見ていたら、吹雪のR18イラストと出会った。それに加え、小学5年生の時にクラス替えで同じクラスになった女の子が既に腐っていて、仲の良いメンツに一斉送信で自作のボカロ小説を送っていた。しかもKAITO受けの。せなさんもKAITOは受けだと思う。見よう見まねでせなさんも二次創作(小説)を始める(現在進行形)。
・男の子とも女の子とも付き合ったことがある。
初めてできた恋人は小学校で同じクラスになったことのある男の子だった。中学卒業間近に告白され、これを逃したら一生誰かと恋人になることはない!と本気で思い込んでいた自己肯定感低めなせなさんは『顔は好みじゃないけどまあいい人だし』と最低ながらOKの返事を出す。恐らくお互い恋愛童貞だったので、付き合ったから恋人らしいことなんか分からず、とりあえずディズニーランドや地元の夏祭りに行った。一年経たずに別れた。↓にも少し書いてる。
性別の話|せな (note.com)
高校2年。吹奏楽部の同じパートの女の子を急激に好きになる。というか、可愛いと伝えたら照れた顔が本当に可愛くてからかいから入った感じ。毎月、付き合った日にちに部活終わり誰もいない教室でキスした。あの時、本当に好きだった。せなさんがBL好きなのも偏見なく接してくれていた。だけどその子はヘテロ。彼氏と別れるかもってタイミングに付け込んだに近かった。一年と少し経った頃「もう同性愛とか無理」と言われ振られる。
次は男の子と付き合うが、そいつは彼女と遠距離なのをいいことにその存在を隠しせなさんを浮気相手にしていた。カス。〇ね。
次に付き合った男の子と現在も続いていて、関係も歴代最高に続いている。めちゃくちゃいい子。浮気男との落差よ。
両性と付き合ったことがあるから自分はヘテロではなくバイなんだとなんとなく思っていた。
・興味本位で致したことがある。なんなら一ヵ月も在籍しなかったけどお風で働いたこともある。
それまで自慰はしていた。あのクソ浮気男が初めて。クソクソ痛かった。でもこれを機に性行為がどういうものか知れたのはよかった。まったく快感はないが。数年後元同級生とも致すがこれも快感はない。退屈なので好きにさせてた。というかこの行為、『自分が女である』と自覚させられているようで嫌だった。↓にも書いた。
そういう行為の話|せな (note.com)
現在の恋人はそもそも一人でもしたことないと言っていて、男は生理現象のモノを鎮めるために全員処理しているもんだと思っていたからめちゃくちゃ驚いた。それよりもゲームしてるほうが楽しいと話していて、当時は理解できなかったけど、自分がアセクシャルかも?と気付いてからは恋人の発言が分かった気がした。この子とも致してみたけどお互い快感はよく分からず。
せなさんの好きな人の中に、中山咲月さんがいます。ここ最近、トランスジェンダー&無性愛を綴ったフォトエッセイを出版していましたね。もちろん買いました。そのあとがきに、ありました。
『無性愛について、「性別に囚われない考え方だ」と言っていただくことが多いのですが、当事者である自分の方が、他人よりも性別に囚われていると感じています。女性と男性の差を痛いほどわかっているからでしょうか。』
せなさんはまだアセクシャルかも?の段階なので無性愛の部分では当事者とは言えないが、性別に囚われているという部分は共感できる。最近は可愛い系の男の子アイドルグループも出てきたりして「かっこいい・可愛い」の概念が性別を超えているのを知っている。だけど己の中での凝り固まった「男の子=かっこいい」「女の子=可愛い」は解すことができない。せなさんはかっこいい男の子になりたいんだ。
平等を謳っておきながら人一倍差別している。
性転換したいなと考えたこともあったけどYouTubeチャンネル『かなたいむ。』の木本奏太さんの動画見たり調べていくうちに手続きが面倒なのはもちろん、性別違和を抱いていることが大前提なので当てはまらないなと。せなさんは自身の女性性に違和感はないし「男になりたいな~」くらいの気持ちだから。
無性愛とは、相手に恋愛感情も性的欲求も抱かない人を指す。
検索するとだいたいそう書いてある。
wiki見たらアセクシャルの中にもいろいろあって、抱き締めたり手を繋いだりのスキンシップを必要とする人しない人、好奇心から性行為をする人もいるそう。もう少し書いてあったけど割愛。各々wiki見てみんな。
せなさんも興味本位で致して結局嫌な気持ちになって終わった。嫌なんだと気づきを得られただけでも十分。現在の恋人も、致さなくても好きでいてくれているので嬉しい。お互いキスやハグで安心し満たされている。傍から見れば友達以上恋人未満かもしれないがそれが心地よい。このままの関係でいたい。
せなさんのアセクシャル問題は自己肯定感低いところから来ているのかな~と思ったり。格上の相手が格下の自分のこと好きになるはずないから、もし好意を寄せられたら手を繋いだりとか恐れ多くてできないって。
最近ふと高校時代好きだった男の子を思い出して、その子と手繋いだり致してみたいか考えたけど、嫌かどうか以前に想像つかんかったえへへ。
後天性アセクシャルなのかな。
そんな話でした。
( ¨̮ )