大雨遅延でも割と便利@東海道新幹線(東京→京都 ひかり521号)
アニメ聖地巡礼を終えて、山形新幹線つばさに乗車し、米沢から東京までやってきた。ここからは東海道新幹線。だが、ダイヤ乱れに巻き込まれてしまう。
静岡で大雨
静岡県内の大雨が運休条件を満たして、昼過ぎの約1時間運転見合わせになってしまった。西から順に大雨がやってきて、前日夜の段階で全線運転見合わせの可能性があることを予告されていた。この忠告が当たった形になる。
スマートEXで変更してみる。
どうしようと考えて、新幹線予約アプリ「スマートEX」を開く。普通に列車を変更するなどすると、手数料やきっぷの処理がめんどくさい。そんなもんよなぁと思ってたら、ネット予約はいい意味で予想を裏切る。
当初予約してた18時台の「ひかり」を17時台予定で遅延していた別の「ひかり」に繰り上げ変更。差額がない上、割引も据え置かれた。アプリのチケットレスは糸も簡単にできてしまう。
前の信号トラブルのときのように、無駄に待つ必要が無くなった。「こんなすぐに動ける目処がつくもんやなぁ」と思った。「チケットレスが使いづらい」とボヤく人は多いが、紙きっぷより変更の融通が効く。そうは言っても、列車の大渋滞や再び大雨で徐行を強いられる可能性もあるから気は抜けない。
まもなく折り返しがやってくるタイミングでホームへ。ヒヤッとしたこともあったら、ホッとしたので、新幹線ホームのコーヒー自販機でブレイク。
雨とカプチーノ@東京駅
今回はコーヒーではなく「ホットカプチーノ」。個人的にあまり飲む機会はないが、こんな大雨となるとカプチーノを飲まずにはいられない。
というのも「ヨルシカ」の曲に『雨とカプチーノ』というどストライクな曲があるから。ヨルシカリスナーはたぶん全員やらずにいられない。ヨルシカ大好きな僕もそうで、その余韻から東京駅発車1発目にこの曲をかけた。
ひかり521号
カプチーノを楽しんだら、列車が入線。遅延しているが、清掃あり。乗車口にはテレビで紹介される「スピード清掃部隊」が待機している。
清掃
座席の回転、掃除機かけたり、ゴミを拾ったり。座席カバーまでは変えなかったが、さすがの捌きっぷりは変わらない。というより、1両あたり3、4人配置してまでやってるのはそれが効率がいいということだろう。
すぐに出発
清掃が完了し乗車。乗車して座るとすぐに出発合図がかかって発車メロディが鳴動。座って2分くらいでもう動き出していた。
大雨の関東、静岡
関東もなかなかの雨だが、お構いなしに加速。小田原では先行するこだまを交わして最高速まで駆け抜けていく。
三島に停車。通常よりも停車時間を短縮し、遅れを縮めにかかる。
東海道線が運転見合わせの中、新幹線は徐行すら解除されていた。海ギリギリを走る在来線は基準が厳しいかもだし、弱まってきた感もあるのかも。
こだまをストーキングしながら
静岡手前まで来るとこだま号に追いつくようになった。しばらくはストークするために、減速が多くなる。
日没
浜松を過ぎると日が暮れてきた。ただ、これで18時すぎ。夏至直前だけあって比較的明るい方。
マジックアワー
愛知県内に入ると西の空が晴れてきた。すでに日没を迎えたが、マジックアワーの薄ら赤い空がまだ明るい。新幹線はそれに向かって追いかけていく。
ひかりを阻んでいたこだまは三河安城駅で待避。一気に名古屋までスパートをかけていく。
米原通過
名古屋を過ぎて、岐阜羽島、米原を通過する。滋賀長浜に住んでたときはこういうタイプのひかりは乗る機会が少なかった。のぞみに乗ることもあまりないために「米原通過」が新鮮だ。
遅れに揉まれながらも京都駅に到着。最終的に約40分遅れで到着となった。
東海道新幹線と大雨
梅雨から秋口にかけて、新幹線始め、静岡の鉄道は大雨に見舞われやすい環境にある。個人的には初めてだったが、交通情報を通じて、外から見聞きしてきた。動かすぐらいなら止めるほうがマシだし、「東海豪雨※」ではえらい目に遭いまくった話を調べたら見たことがある。運行判断の悪さや対応のずさんさが原因で大炎上もしてしまった苦い過去も。
それだけに大雨予報は覚悟しておいたほうがいい。ネット予約でも何があっても融通が効くようになっているし、予定が立てやすかったりするかも。使いやすい鉄道の理想はこういうところなんじゃないかと思ったりも。
いろいろあった「山形好きあま巡礼」
今回もいい旅でござんした。