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青空フリーパスで特急巡り④(名古屋→米原 しらさぎ13号)

三重県鈴鹿へ行って帰ってきた。日が傾いてきたので関西に戻る。「青空フリーパス」を持ってるので「快速」「特別快速」「新快速」のどれかが現実的。しかし、今回はこれらとは異なるトリッキーなルートで京都へ帰る。

指定席特急券

名古屋駅の券売機で買ったのは「指定席特急券」。せっかく特急乗れるのならと思う存分課金している。

特急しらさぎ13号

乗るのは敦賀行きの特急「しらさぎ」。北陸新幹線敦賀開業前は金沢まで行っていたこともあり、東海地方と北陸を結ぶ役割を果たす。

ただ、これから乗る「しらさぎ」は2024年3月に自由席が廃止され、「全車指定席」に変更された。西日本エリアなら「チケットレス特急券」「ポイント特急券」で安く乗れるが、東海の特急では「チケットレス」がない。立ち席で1時間乗るのはしんどいので大人しく1730円重課金した。

「長浜」のアクセント

「しらさぎ13号」は僕のふるさと「長浜駅」にも停車する、この案内をするアクセントが地元民には嬉しい。

標準語では「なが→はま」と平板読みするが、地元では「なが↑はま」と「が」にアクセントを置く。JR東海では地元アクセントを標準で教えられているようで車掌の放送もこれで読み上げられていた。
自社線ではないにせよ東海地方との往来が多い街。アクセントに妥協しないところに地元民の僕は感動する🥹

黒いしらさぎ

JR西日本 683系
個人的に「黒いしらさぎ」と言ってる。

「しらさぎ」がゆっくり入線してきた。「しらさぎ」は全列車「JR西日本」の車両が使われていて、ブルーとブラックがベース。JR東海のイメージカラーオレンジもアクセントに加えられる。

「しらさぎ」には何度か乗ってるが、2024年12月にデビューした「黒いしらさぎ」に乗るのは初めてだ。

サンダーバード→しらさぎ

サンダーバード時代
逆にしらさぎ→サンダーバードへ異動したのもいる。

元は「サンダーバード」として大阪〜金沢〜和倉温泉間で活躍していたが、北陸新幹線敦賀開業で余剰が発生。塗装変更し、「しらさぎ」に異動して先代車両を置き換えた。

グレーのしらさぎ

「グレーのしらさぎ」681系
2015年に「はくたか」から移籍。
四半世紀〜30年物の特急車両。

先代の「グレーのしらさぎ」ではグリーン車含めてコンセントがなかった。「黒いしらさぎ」ではグリーン車が全席、普通車は前後の座席にコンセントが設置され、改善されている。

とはいえ、僕の予約席は真ん中でコンセントがない。まだまだデジタルネイティブには不便と言える。

松浦商店/幕の内「なごや」

幕の内 なごや

席に座るや否やお弁当タイム!名古屋駅で買ったのは「幕の内『なごや』」。名古屋駅の駅弁では1番人気で、売り切れが出ると聞いたことがある。

村瀬先生の熱弁

この駅弁を年末特番のラジオで予備校講師「村瀬哲史あきふみ」先生が熱弁していた。
これを食べたら「名古屋めし」には戻れない
と豪語するほど。この熱いプレゼンで僕も食べたくなって、狙い定めて買ってきた。

サワラの照り焼き

村瀬先生のイチオシ「サワラの照り焼き」。焼き魚にしては少し濃ゆい味付けで俵型のご飯によく合う。それでも、ジャンキーじゃないいい塩梅だ。名古屋めしの濃ゆい味や強刺激な味に疲れたら、「なごや」1択かもしれない。さすが、「料亭仕込み」の淡くていい味だ。

17:48 名古屋駅出発

ドクター東海!!
在来線版のドクターイエロー!!
高くそびえ立つ「三菱電機ビルソリューションズ」
のエレベーター試験塔。
米原にもあるやつ。

東海道線でこの時間に快速に乗ると大抵混んでる。何回も見ているが、こんな余裕ある環境で見るとなんか違った景色にも感じる。

尾張一宮駅
名鉄もいっしょ。
木曽川のブルーアワー

特急ではあるが、岐阜までの停車駅はほぼ快速と一緒。快速も十分速いからそこまで対して変わりないように見える。

岐阜の貨物ターミナル
穂積駅通過。
コロナワールド
18きっぷでここの温泉よぉ行ってる。
大垣駅
折り返しの新快速のそばへ。
大垣駅に入る養老鉄道
3社4路線が乗り入れる大垣は大ジャンクション。
大垣の車両基地

新垂井線

東海道線2ルートの分岐
特急は「新垂井線」、普通列車は「垂井線」へ分かれる。

大垣から関ヶ原までの東海道線は「垂井線」「新垂井線」の2ルートに分かれる。前者は普通列車専用(快速を含む)、後者は特急と貨物列車専用に分離されている。

垂井線と新垂井線

新垂井線はマップ上には書かれない。

関ヶ原へ向かう線路は最初「垂井線」のみだった。しかし、急な登り坂が機関車には険しく、補助機関車を後ろに付けないとキツかった。そこで「新垂井線」が増設され、緩やかに登れるようになった。

一時期は米原方面の普通列車も「新垂井線」を通っていて、「新垂井駅」があった。名古屋方面の「垂井駅」とわけていたが、しかし、大部分が「垂井駅」を経由するようになり、1986年に「新垂井駅」は廃止。この線路を通る旅客列車は米原方面の特急と貨物のみとなった。乗ろうと思ったら必ず「特急課金」が必須となる。

垂井町の灯り。
この町の言葉は関西弁と標準語のちょうど間みたいな話し方をしている。
「垂井式アクセント」なるものを聞いた。

関ヶ原駅通過

天下分け目の「関ヶ原駅」
分け目どころか合流地点

関ヶ原駅で元の線路と合流。この駅では特急側の線路が高速で走れるようになっている。一方で普通列車は分岐と合流で減速を強いられる。

滋賀県へ

柏原(かしわばら)駅
この駅から滋賀県米原市
近江長岡駅
かつて伊吹山から石灰石貨物列車が来ていた。
醒ヶ井駅通過
梅花藻とビワマスの宿場町

関ヶ原から坂を下り、滋賀県に入る。柏原、近江長岡、醒ヶ井の3駅通過し次が米原だ。

米原の車庫
座席をひっくり返した。
米原駅から進行方向変わるため。

18:48 米原駅到着

米原駅に到着した。「しらさぎ」の半分はこの駅始発。新幹線と組み合わせて北陸へ向かう人は多くベターだと見える。この駅で「青空フリーパス」の旅はフィニッシュ。新快速で京都へ帰った。

青空フリーパス 旅の費用

前回の広島でのまとめと同様、旅の費用をここに記すことにした。

  • 青空フリーパス(乗車券)…2620円

  • 特急ひだ…330円(岐阜→美濃太田)

  • 特急しなの…760円(多治見→名古屋)

  • 特急しらさぎ…1730円(名古屋→米原)

  • 「快速みえ」指定席券…530円

  • 京都⇄米原…片道1130円×2

  • 井筒屋の駅弁と肉うどん…2060円

  • カネスエのチョコクリームパンとコーヒー…211円

  • 幕の内弁当「なごや」…1240円

これにコンビニなどでの食費合わせれば
「約13000円」なり。
家計簿アプリに頼ってて、全て反映はされていないが、大体この金額にはなる。

青空フリーパス まとめ

乗り放題を使い、「青春18きっぷ」ではできない特急巡りをしてきた。
最新ハイブリッド車両
久々に乗った思い出の電車
YouTuberのふるさと
はじめましてだけど、ふるさとの特急

いろんな列車に乗ることができた。休日しか使えないというのはなかなかネックだが、どこかの日曜休みにまた使ってみたい。

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Yuki(ゆうき)
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