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ヨルシカ遠征×列車旅③(夜のミュースカイ&新幹線)

2024年10月18日、19日の2日間「ヨルシカ」のライブを楽しんできた。同年12月の「ぴあアリーナMM」公演まで公式から「ネタバレ禁止要請」が出ている。この間、大阪公演もあることなのでライブ感想はしばらく寝かせる。その代わりと言ってはなんだが、ここではライブ終わりの帰り道での列車旅の様子を綴る。

中部国際空港駅

中部国際空港駅

中部国際空港駅から名鉄に乗る。関西空港や成田、羽田とは異なり、セントレアから名古屋市内への鉄道路線はこれ1本のみ。空港アクセスで多い上に、イベント開催時は混雑に拍車をかける。

混雑する特急

2200系一般車(自由席)
通勤車仕様の側面と中身が特徴。

特急は6両で、一般車(自由席)4両と特別車(指定席)2両をミックス。キャパシティが小さく、1日目に撮影と観察していると一般車は朝ラッシュを彷彿とさせる。

2200系特別車(指定席)
前と後ろで中身が違う。

朝ラッシュでは8両もあるが、常滑線の特急停車駅は6両ホームが大半。8両はホームをはみ出すドアを締め切る「ドアカット」を行わざるを得ない。客室にドアスイッチをつけてはいるが、行くまでに満員の中を通るのは効率悪い。

常滑線の臨時快速急行

ヨルシカDay2の「臨時快速急行/金山行き」
個人的には「ヨルシ快急」「ヨルシカ臨」と言ってる。

そんな特急のキャパを補う救世主として臨時電車も出るようになっている。ヨルシカの場合、Day1の22時台、Day2の19時台で各1本「快速急行/金山行き」が出ていたのを確認した。(2日目は他にも出ていたかも?)

3500系(後ろ4両赤い電車)+3150系(前2両ステンレス電車)が合体。
特急のキャパシティを補完する。

この電車に乗車し、金山では名古屋方面の特急、急行などへ乗り換え可能になっている。名鉄に限らず、金山はJRと地下鉄計4路線へも乗り換えできる。

ヨルシカDay1の臨時快速急行
22時台は3300系(ステンレスの4両)での運転。
少なくてもそれなりに補完はできてた?

ヨルシカに限らず、「Aichi Sky Expo」でのイベントでは同様の快速急行の運転があり、名鉄公式サイトで事前告知されることもある。

ミュースカイ

ミュースカイ、入場
ノーマルなミュースカイやった。

そんな僕はというと全席指定の特急「ミュースカイ」に乗車。会場から駅までの間にチャチャっと予約した。名鉄に乗るのは、年に数回ぐらいだが、会員登録して、パッと乗れるにしている。パスワードもMy法則で覚えられるやつにしていて、秒速で買ってきた。

ヨルシカリスナー集う車内

満席の車内。
半分はヨルシカリスナー。

ミュースカイも満席御礼。8両全席指定席でもこんなヨルシカ勢ですぐに埋まるもんだ。席が埋まっても立席乗車は可能だが、立っても特別車料金は徴収される。

19:07、中部国際空港駅、出発

19:07中部国際空港駅出発。

中部国際空港駅を出発、一気に速度を上げていく。ウォークマンもONにし、『夏、バス停、君を待つ』をかけて帰路の幕開け。n-bunaさんが作り出す美しいピアノの旋律を聴きながらセントレアを後にする。

常滑駅
臨時快速急行が待避。

常滑駅を通過し、臨時快速急行を抜かした。停車駅は多いし、あくまで定期列車を優先できるようにダイヤが組まれている。他の鉄道でもよくある。

西ノ口駅
普通列車を追い抜かす。
夜鷹の如く常滑線を駆け抜けるミュースカイ
カーブするときの傾きが鳥っぽい。

最速28分

太田川駅
朝以外のミュースカイは高速で通過する。

常滑線は急カーブがちらほらある。落ちはするが、すぐに最高速へ戻る。ミュースカイのみは車体傾斜を使う関係で制限を緩めている。保安装置も他路線とは変えていて、名駅〜セントレア間「最速28分」を実現している。

ミュースカイ×ヨルシカ

説明不要のヨルシカ縛りでミュースカイ。電車の車内なのにたくさんヨルシカの感想や考察が聞こえてくる。こんな幸せな雑踏はなかなか味わえない。確実に幸せな瞬間だった。

大江で普通を追い抜かす。
神宮前駅
東海道線→武豊線直通武豊行きとすれ違い。
JRは真横だがホームがない。
中央西線快速に追いついた。
金山で30秒差が空いてたのになぁ。
名鉄の高速加速よ。

名鉄名古屋駅到着

名鉄名古屋に到着。

神宮前、金山に停車し、名鉄名古屋駅に到着。帰り道は新幹線を使うことにし、名鉄百貨店の改札から広小路口へと向かう。

JR名古屋駅広小路口改札
在来線改札だが、新幹線のりかえ口へアクセス可能。

Vポイントで新幹線

新幹線代は全て「VポイントPay」のVISAで賄った。旅でのご飯などで使おうとポイントをチャージして貯めていた。しかし、使うのを忘れて約7000円分も使い余してた。名古屋から京都まで片道5190円で全然使える範囲。コンビニやマクドの7%還元で貯めたポイントでもこんな使い方もできるもんやな。

名古屋駅新幹線ホーム

のぞみの自由席はちと敬遠。

新幹線ホームに上がってきた。のぞみに乗れば速いが、弁当をゆっくり食べたいのとたぶん混むと予想し、避けた。20:02発「ひかり655号」を10分ちょっと待つ。

夜の雨とカプチーノ

新幹線のコーヒー自販機
シュガーレスが好み。
新幹線カプチーノ

待つ間にコーヒー自販機へ。「ホットカプチーノ」で一服する。ヨルシカ好きになってからというもの、カプチーノもたまに飲むようになった。

ヨルシカの曲には『雨とカプチーノ』という曲があり、新幹線ホームに来ると飲みたくなる。当時は雨でもあり、マッチしている。過去の旅行でも大雨の中、カプチーノを飲んで新幹線を待ったことがある。カプチーノを飲んでると
こんな余韻サイコーかよ!!
と叫びたくなる。

ひかり655号

もしや、Sか…!
いや、Aやないか。
ライトと遠目だけでは判別できひん。

「ひかり655号」がやってきた。「N700S」やったりするか?と思ったら「N700A」だった。「S」が来ると嬉しいが、なかなか縁がない。

東海道新幹線弁当(60周年記念ver)

夜ごはん買った駅弁を食す。東海道新幹線開通60周年記念の弁当。カード付きという珍しいタイプだ。

国鉄時代の新幹線の歴史

東京の「深川めし」静岡のかつお節が入った「さつま揚げ」、名古屋の「味噌カツ」など沿線のうまいもんを詰め込んだ。
60周年記念ということで通常のものとは一部変えている。だし巻き玉子には「60th」の焼き印付き。エビフライも1本増量した2本になっていた。

おまけのカードはドクターイエロー。シークレットではないが、いい写真。いつかもう一度この目と自分のスマホにあの勇姿を焼き付けたい。

岐阜羽島駅
前出会った人が羽島出身で割とヨルシカ聴いてる人やったなぁ。ライブ行く?って話もしたのに会えへんかったなぁ。

まばらな「ひかり」

空いてる車内。

乗ったひかりは名古屋から新大阪まで各駅停車。夜になると「こだま」が来なくなる補完で30分に1本設定される。「ひかり」では割引商品が少なく、人はまばらな気がする。

滋賀県へ

赤く輝く「せんねん灸」
我がふるさとが誇るいいお灸。

滋賀県に入って米原駅に停車。手前に見えてくる「せんねん灸」のネオン看板は「関西帰ってきたーー!!」と心が騒ぐ。ついでに滋賀県民のノスタルジーにも火が付く。「せん、ねん、灸〜♪」

栗東の街並み
この辺の国道8号線は渋滞の名所。

ヨルシカ×東海道新幹線

夜の帷の中ではオールヨルシカ。普段、明るい時間にしか選曲しないのでも、このときばかりは「制限解除!」だ。

京都駅

京都駅
半袖は寒い

50分かけてゆっくりと京都駅に帰ってきた。ホーム降りた途端「寒っ!!」と震える。名古屋の時はまだ生暖かかったのになんだこの気温差。

その後は近鉄へ乗り換え。最後の最後までヨルシカという「音の海」でプカプカ揺られてた。思えば1日目の近鉄乗車中からここまでの24時間以上、ほぼヨルシカしか聴いていなかった気がする。

ヨルシカは最推し

人生で初めて遠征し、関西以外でライブを見てきたこの2日。ヨルシカが自分の最推しというのがわかった。いろんなバンドを好きになったが、ヨルシカのためなら何度でも見たいし、少し遠出したいとも思ってしまう。

ヨルシカ、ありがとう…!

東京まではキツいが、東海地方ならまだ近い。会場最寄りの「名鉄」は関西以外では個人的推しの私鉄でもあり、年に1、2回は名鉄でフリーきっぷを使う。好きな鉄道と最推しバンドで満たされたいい旅だった。
suisさん、n-bunaさん、チームヨルシカ素敵な夜をありがとう!!次は大阪で…!

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。