夜の北陸大縦断(大阪→敦賀→金沢)
山陽新幹線で足止め食らい、姫路で方向転換したら、新快速指定席「Aシート」に出会え、指定席にも座れた。いいか悪いかわからないが、大阪駅まで歩みを進めた。
さて、ここからは北陸へ、金沢で1泊する。
北陸新幹線敦賀開業後に乗るのは2度目。金沢まで乗るのは初めて。敦賀乗り換えになって、福井まで行ったときは物足りなさを感じた僕。金沢までだとどうだろう。
サンダーバード43号
弁当を買って、しばらく待つと「サンダーバード」が11番のりばに入線。平たい顔したお馴染みの顔がお出ました。
デザインで言えば初期の方が好きな人は多いが、安全、コスト、汎用性で考えたら、こっちもありなのかも。そもそも、昔走ってた特急「雷鳥」も似た形になっている。
雨降ってた?
電車をよく見ると雨粒が付着し、線路が濡れていた。どうも雨が降っていた模様。夜だったのと大阪駅が大屋根で覆われてる構造であまり気づかなかった。
18:42 大阪駅発車
JR京都線を爆走。遅延発生の知らせは聞いたが、ことが解消し、列車渋滞もない。
19:10 京都駅
京都駅に到着。京都在住の僕にとっては旅のピリオドを打つ場所と言える。だが、今回は通過点だ。
山科盆地
京都山科区の盆地が見えてきた。トンネルから出てきたときに見える夜景は美しい。
湖西線
湖西線へ分岐し、長等山のトンネルを抜けて京都から滋賀へ。夜のびわ湖を愛でながら北上する。
19:44 近江今津駅
近江今津駅に停車。朝や夜は通勤、お出かけ、帰宅需要などで特急が停車する。列車によっては堅田駅に停車、あるいは双方とも停車もある。かつては大津京駅に停車していたサンダーバードもいた。
快速湖西線経由敦賀行き
隣のホームでは「快速敦賀行き」を4両ずつ切り放し中。前が敦賀行き、後ろがこの駅止まりになる。
5ヶ月前に特急乗り納めのついでにあの快速に乗ったことがある。快速なのに新快速並みの高速運転には驚いたもんだ。
列車はもうすぐ敦賀駅。5ヶ月前ならまだ3分の1だったのに、今はここまで。この分断がまだ慣れへん。いや、ずっと慣れへんまんまかな。
20:07 敦賀駅
そんなことを思って、敦賀駅で下車。最短8分乗り換えとなるが、これがわりとハードかもしれない。帰り道ではこの最短の乗り換えにぶち当たって、指定席券購入やセブンイレブンの行列でワタワタした。定刻ならまだいいが、一度遅れればとんでもないダッシュが巻き起こるだろう。
だが、このときは10分以上乗り換えがあった。この直前に「かがやき号」が発車していった時間調整があったと推測される。
北陸新幹線/つるぎ44号
乗り換え先の「つるぎ号」が乗り換え客を待ち構える。「サンダーバード」「しらさぎ」が全車指定席なのを反映してか、自由席は2両のみになっている。
E7系
車両はJR東日本所属「E7系」。「つるぎ号」は西日本エリア完結の列車だが、やりくりの関係で東日本所属も担当する。逆に東日本で完結する「あさま号(東京〜長野間)」に西日本所属「W7系」が入ることもある。
車内のポスターにある「Suica」の文字を見ると東京に来た感覚になる。関西の人間とっては異世界のよう。そもそも、車内のデザインや車内放送がマダムではなく、鉄道好きのダンディアナウンサーという時点でも異世界を感じる。
最速つるぎ
乗った「つるぎ号」は最速タイプ。途中福井しか停車しない。そのせいか体感的には速く感じる。
夜だからわからないが、ときどき稲光がはっきり見える。落ちることはないが、この日もなんか不安定な天気。
この翌朝、ニュースを見てみると石川県小松市の方では未明に大雨があり、在来線が朝までストップしてた。台風から遠い場所とて、こんなとこにも少なからず台風の湿り気が猛威を振るう。
21:06 金沢駅
大阪からトータル2時間20分くらい。金沢駅に着いた。敦賀まで新幹線が来ると金沢までの距離感はちょうどいい感じ。かどうかは人によりけり。
「ありがとう北陸本線」「新幹線フィーバー」から早5ヶ月。よくも悪くも変化がたくさん見えた。新幹線大阪開業までの道のりはようやく動き出してるが、このパターンは何十年も続くっぽい。慣れるのか慣れへんのかわからんけど。
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