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ツユ、イライラ、モヤモヤ

過去に僕は「ツユ」というバンドを推していたことがある。雨の日を中心に列車でよく聴いていて、聴いたプレイリストでも、そればっかりにしたやつもあった。ただ、最近はあまり聴かなくなった。ある事件をきっかけに、曲を作ってる人がどうも独善的になりすぎているところにイライラとモヤモヤが募る。

2024年5月、「ぷす」というギタリストが交際相手への殺人未遂で逮捕された。バンドのライブ中止、配信中止とサブスクから抹消されるなどし、残されたメンバー2人も「関わらない」という声明を発表。バンドは空中分解の状態になった。

しかし、「ぷす」がアカウントを管理していたようで、釈放されて以降の行動が疑問に思う。

  • 新曲を予告

  • 金の盾を貸し出す

  • 彼女→ぷす自身へ宛てた手紙のリポスト

ツユのアカウントを完全に乗っ取ってるような感じがしたし、どことなく何もわかってないような気はする。これ以上に衝撃的だったポストがある。

「ツユ」の楽曲を2024年大晦日に「全曲削除」するというのだ。「真っ当なご指摘」でこういうことをするというのとか、1人残されているのに「関係者との協議」というのは何をしたのか。

「最終曲」として発表した曲の中にこんなワードがある。

全ての希望が崩れ去った先で投稿します。

そのための行動だとしたら、そこまでする必要はあるのだろうか。絶望と衝動から来る自己破壊行動には納得がいかない。

多くのバンドを聴いてきた僕にとってはこんな経験は一度もないし、今後2度とあるかわからない事態。大好きな声で紹介され、ボーカルの声の良さに惹かれて最初は救われてきた。しかし、なぜぶっ壊すような真似をしてまで、こんなに救われないような結末を彼は考えてしまったのだろうか。「人間だもの」と言えばそれまでだが、どうしても怒りが込み上げるし、彼に「目ぇ醒さんかいや!」と言って、一発ぶん殴ってやりたいぐらい。こんな気持ちはなかなかない。

こうなってしまったら、後に引けないもんだと思う。たとえ消えてしまっても僕は音楽を雑食で生きている。FMラジオさえあれば、新しい音楽は見つかるし、「スルーしてたけど、こんないい曲あんなや」と再発見もできてしまう。
イライラはこの辺にしとこう。
世界は広いし、いろんな人いるし。

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Yuki(ゆうき)
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